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余分なネジ混入で発煙の可能性。NECが「Chromebook Y2」や「LAVIE N11」など124万台を自主点検

Chromebook Y2

 NECNECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は、GIGAスクール向け端末「Chromebook Y2」および個人向けモバイルノート「LAVIE N11」などの自主点検を行なうと発表した。

 NECが自治体や教育機関向けに販売したChromebook Y2の一部において、製造工程の不備により余分なネジがバッテリの下に混入したことが判明。この不具合に起因し、端末の落下による強い衝撃が加わったことで、そのネジがバッテリを破損させ、発煙/熱損に至った事案が1件確認された。

 加えて、Chromebook Y2などにおいて、ケーブルの組み立て不良により、ケーブルが周辺部品と擦れて損傷し、ショートしたことで発煙/熱損に至った事案も6件確認できたという。

 NECは、今後ユーザーが安心して使うためにも、Chromebook Y2に加え、「Chromebook Y3」、「VersaPro E タイプVR VR-8」、「VersaPro E タイプVR VR-9」、「VersaPro E タイプVR VR-A」など、合計約124万台のPCの自主点検を決定した。点検時期については各自治体や教育機関と調整して決定するとしている。

VersaPro E タイプVR

 加えて、NEC PCの方でも、同一ラインで同時期に製造されたN11シリーズの点検を実施する。なお、N11シリーズの方では事案は発生していない。対象台数は4,285台。

LAVIE N11

 NECおよびNEC PCによると、使用中の端末が仮にネジが混入されている場合でも、落下させるといった強い衝撃を加えない限り、バッテリの破損や発煙/熱損に至らないため、利用については問題ないと判断しており、点検までの間、安全な使用方法に遵守してほしいとしている。

 また、端末には難燃性の高い材料を採用しており、仮に端末内部で発煙や熱損が発生した場合でも、外部に対して被害が及びにくくなるような配慮をしているが、落下や強い衝撃を加えた場合に発煙や異常な発熱を確認した場合は、速やかに使用を中止し、点検/修理を申し出るよう呼びかけている。

<NECによる安全な使用方法、運搬・保管についての告知>

落としたりぶつけたりしないよう、平らで十分な強度がある場所で使用してください。ひざの上で長時間使用しないでください。

本機を運搬・保管する際には、必ず電源を切り、電源コード、ACアダプタのプラグをコンセントから抜いてください。また、液晶ディスプレイを回転させ外側にした状態にせず、画面を閉じた状態にしてください。