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NEC PC、Web会議機能強化のRyzen搭載13.3型ノート。ディスプレイっぽい見た目の一体型PCも

LAVIE N13(ネイビーブルー)

 NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は、Ryzen採用の13.3型モバイルノートPC「LAVIE N13」、およびディスプレイのようなデザインの23.8型/27型一体型PC「LAVIE A23」、「LAVIE A27」を発表した。

LAVIE N13

 LAVIE N13は、CPUにRyzenを採用した重量約1kgの13.3型モバイルノート。2月下旬の発売を予定している。量販店モデルは上位「N1375/D」、中位「N1355/D」、下位「N1335/D」の3モデルを用意し、実売予想価格は順に19万7,780円前後、17万5,780円前後、15万9,280円前後の見込み。

 テレワークやオンライン授業にも使いやすい軽量モバイルノートで、MIL規格準拠の高い耐久性を確保。最上位モデルではRyzen 7 5700Uと16GBメモリを搭載するなど、処理性能も高めている。

 YAMAHA AudioEngineによるノイズ抑制を強化しており、定常的なノイズだけでなく、キーボードのタイピング音のようなものも抑制可能となった。またユーティリティのYouCamを標準で搭載し、Webカメラからの映像に対して、リアルタイムでの美肌補正やエフェクト適用も行なえる。

 そのほかディスプレイにはLAVIE N12と比べて約1.6倍高輝度なものを採用。リフトアップヒンジも装備し、キーボードとタッチバッドは静音仕様となっている。

メタリックライトブルー

 量販店モデルの主な仕様は、上位モデルの場合、Ryzen 7 5700U、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢IPS液晶、Windows 11 Homeなど。

 中位モデルの場合、Ryzen 5 5500U、8GBメモリ、512GB PCIe SSD、13.3型フルHD非光沢IPS液晶、Windows 11 Homeなど。

 下位モデルの場合、Ryzen 3 5300U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、13.3型フルHD非光沢IPS液晶、Windows 11 Homeなど。

 インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.1×3(うち1基Type-C、USB PD/映像出力対応)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5、HDMI、HD Webカメラ(上位/中位はWindows Hello顔認証対応)、SDカードスロット、音声入出力などを備える。

 本体色はネイビーブルーおよびメタリックライトブルー。サイズはともに307×216×17.9mm(幅×奥行き×高さ)。重量/バッテリ駆動時間は上位および中位が約1,021g/約15.8時間、下位が約970g/約10.5時間。

 そのほか直販モデルでは、最大1TB SSDや指紋認証センサー、Windows 11 Pro、本体カラーとしてパールブラックなどが選択可能となる。

パールブラック

LAVIE A23/A27

LAVIE A23

 LAVIE A23およびLAVIE A27は、ディスプレイのような筐体デザインが特徴の23.8型/27型一体型PC。発売は4月上旬を予定している。

 量販店モデルでは、LAVIE A23が上位「A2377/DAB」、中位「A2365/DAB」、下位「A2335/DAB」の3モデルを用意し、実売予想価格は順に27万4,780円前後、23万780円前後、20万3,280円前後の見込み。LAVIE A27は「A2797/DAB」のみの1モデル展開で、実売予想価格は28万5,780円前後の見込み。

 両機種ともに、遊びも仕事も1台でこなせるPCとしてデザインを一新し、4辺狭額縁の液晶ディスプレイのようなシンプルな外観を採用。スタンド部は7cm幅の高さ調整や-5~15度のチルトが可能で、土台部分はキーボードの収納場所としても活用できる。

 加えて、HDMI入力端子を備え、手持ちのPCと組み合わせたマルチディスプレイ環境も構築可能。上ベゼルにはフルHD Webカメラを内蔵するほか、YAMAHA AudioEngineによる各種ミーティング機能や3W+3WのYAMAHA製スピーカーも搭載し、ヘッドセットや外付けWebカメラがなくてもミーティングが行なえる。

 付属のキーボードも改良しており、同梱PCとの2.4GHz無線に加えて、新たにBluetoothをサポート。最大2台までのマルチペアリングが可能で、同梱PC以外の様々な機器でも利用できるようになった。なお、マウスは従来通り2.4GHz無線のみとなる。

 また、キーボード自体のサイズも幅/奥行きともにコンパクトとなり、シリンドリカル形状のキートップや5度/8度の2段階チルト機能も備えている。

LAVIE A27

 量販店モデルの主な仕様は、LAVIE A23の場合、上位モデルがRyzen 7 5700U、16GBメモリ、1TB PCIe SSD、23.8型フルHD IPS液晶、Blu-rayドライブ、地上デジタル/BS/110度CS対応のダブルチューナ、Windows 11 Homeなど。

 中位モデルがRyzen 7 5700U、8GBメモリ、512GB PCIe SSD、23.8型フルHD IPS液晶、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 11 Homeなど。

 下位モデルがRyzen 3 5300U、8GBメモリ、512GB PCIe SSD、23.8型フルHD IPS液晶、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 11 Homeなど。

 LAVIE A27の場合、Ryzen 7 5800U、16GBメモリ、1TB PCIe SSD、27型フルHD IPS液晶、Blu-rayドライブ、地上デジタル/BS/110度CS対応のダブルチューナ、Windows 11 Homeなど。

 インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.1×4(うち1基Type-C)、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5、HDMI入力、フルHD Webカメラ、SDカードスロット、音声入出力などを備える。

 本体サイズ/重量は、LAVIE A23が541.4×221×411.8~499.3mm(同)/約9.6~9.7kg、LAVIE A27が615.4×221×440.2~526.5mm(同)/約11kg。

 そのほか直販モデルでは、最大2TB SSD+最大2TB SSDまたはHDDの2ドライブ構成や、Windows 11 Proなどが選択可能となっている。

これまでのPCを活用できる連携機能も

 ソフトウェア面では今回新たに、ホームネットワークを通じて買い替え前に使っていたPCと接続し、データの移行/共有などを行なえるユーティリティ「つながる! LAVIE」を用意。新旧PC 2台を同一ネットワークにつなぎ、旧PCにアプリをインストールしてペアリングすると利用できる。

 旧PC内に保存されたデータの閲覧やコピーだけでなく、旧PCのUSBポートやSDカードスロット、光学ドライブを利用したり、セカンドディスプレイとして使うといったことも可能。それぞれのPCに保存している写真から、テーマに沿った写真を探し出してピックアップする機能も備える。