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Micron、世界初の176層QLC NAND搭載NVMe SSD

 米Micron Technologyは11日、176層QLC NANDを採用したNVMe SSD「2400」を発表した。最小22×30mmのフォームファクタで片面最大2TBの容量を実現し、世界初としている。

 薄型・軽量モデルのノートPCに向けたM.2接続のNVMe SSD。PCIe 4.0のNVMe 1.4スロットに接続した場合は、前世代の96層QLC NANDと比較してI/O速度を33%高速化し、レイテンシも24%短縮する。22×30mmのフォームファクタは、既存のM.2スロットで利用可能。一般的なNVMe SSDが採用している22×80mmと比べて63%のスペース節約になるとしている。

 2400では2TB/1TB/512GBの容量をラインナップする。フォームファクタは22×30mmのほか22×42mm、22×80mmを用意しているが、スペックシート上は性能面で物理的なサイズによる違いはない。

 2TBはシーケンシャルリードが4,500MB/秒、同ライトが4,000MB/秒、ランダムリードが650K IOPS、同ライトが700K IOPS。総書き込み容量(TBW)は600TB。

 1TBはシーケンシャルリードが4,500MB/秒、同ライトが3,600MB/秒、ランダムリードが600K IOPS、同ライトが650K IOPS。総書き込み容量(TBW)は300TB。

 512GBはシーケンシャルリードが4,200MB/秒、同ライトが1,800MB/秒、ランダムリードが400K IOPS、同ライトが400K IOPS。総書き込み容量(TBW)は150TB。

 このほか共通の性能として、スリープ時最大2.5mW、アイドル時最大150mWの消費電力、200万時間のMTTF(平均故障時間)が示されている。