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Windows 11/10最新パッチ適用でプリントサーバーの接続に失敗する問題

 Microsoftによると、10月のWindows 11向け月例パッチKB5006674や、Windows 10 21H1向けパッチKB5006670を適用した際に、Windowsプリントサーバーへ接続をしようとした場合、エラーが出てしまう問題が発生しているという。

  • 0x000006e4 (RPC_S_CANNOT_SUPPORT)
  • 0x0000007c (ERROR_INVALID_LEVEL)
  • 0x00000709 (ERROR_INVALID_PRINTER_NAME)

 この問題は企業などでWindowsをプリントサーバーとして使っている場合にのみ発生するため、一般ユーザーは影響を受けない。

 回避策としては、プリントサーバー側にKB5006674を適用する前に、2021年1月以降の月例アップデートを適用し、ネットワークセキュリティやVPNソリューションにおいてポート番号49152から65535においてRPC over TCP接続を許可することを提示している。また、Microsoftではクライアント側で印刷をレンダリングするオプションを有効にすることを推奨している。

 今後、MicrosoftはプリンタサーバーへのPRCパケットプライバシー接続を、RPC over SMBで使えるように修正するとしていることから、RPC over SMB周りの問題だと思われる。