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Adobe、動画でも人の表情を変えられる機能など新技術公開
2021年10月28日 11:31
Adobeは、10月27日から28日にかけて開催中のクリエイター向けイベント「Adobe MAX 2021」にて、同社が現在開発を進めている新技術を紹介する「Sneaks」セッションを実施。同社のAI技術であるAdobe Senseiを活用した計9つの技術が公開された。
映像関連の技術としては、動画に対してニューラルフィルタを適用できる「Project Morpheus」が登場。Photoshopの「スマートポートレート」のように、被写体の表情やひげの有無などを変えられる。さらに、油絵や水彩画などを元に、動画全体の見た目をそれっぽく変化させる「Project Artful Frames」も発表された。
加えて、構図の近い複数の写真を選ぶだけで、Adobe Senseiが中間フレームを自動で生成し、簡単に短い映像が作れる「Project In-Between」についても紹介が行なわれた。
イラスト関連の技術としては、手描きイラストのアウトライン化から色付け、影やハイライト表現までを強力に支援する「Project Sunshine」や、写真を元に頭や腕といったパーツ、背景などコンテンツを認識し、ベクターイラストの生成や彩色などが簡単に行なえる「Project Make It Pop」が登場。Make It Popについては、動画への適用も可能だとしている。
さらに、2次元の画像やイラスト、アニメーションに対して空間を考慮した自然な影を描ける「Project Shadow Drop」や、文字を認識してブラシやデザインを適用できる「Project Stylish Strokes」も紹介された。
そのほか、モデルとして使いたい人の写真に対して、別の写真からポーズを借りられる「Project Srtike A Pose」や、イラストや写真に写る人のポーズをAdobe Senseiが推定し、それを元にAdobe Stockから画像検索できる「Project On Point」も登場した。