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NVIDIA、Arm CPU上で動くGeForce RTXをデモ。レイトレとDLSSが動作
2021年7月20日 14:07
NVIDIAは19日(現地時間)、現在開催中の「Game Developers Conference」において、MediaTekのArm CPU「Kompanio 1200」とGeForce RTX 3060を組み合わせ、実際のゲームでリアルタイムレイトレーシングやDLSSが動作する様子を披露した。
デモに用いられたのは、Bethesda SoftworksおよびMachineGamesが開発したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」と、Research Content Archiveの都市の3Dデモ「The Bistro」。前者はidTechエンジン、後者はNVIDIAサンプルフレームワークを使用する。
これらは、NVIDIAがRTX SDKのサポートをArmおよびLinuxに拡大したことによって実現できたという。具体的には5つの技術が含まれている。
- AIで低解像度画像を擬似高解像度化し、ゲーム性能を向上させるDeep Learning Super Sampling(DLSS)
- 動的なライティングを追加できるRTX Direct Illumination(RTXDI)
- 現実世界と同様に光が跳ね返る様子を再現するRTX Global Illumination(RTXGI)
- ピクセルあたりの光量が少なくてもノイズを除去するNVIDIA Real-Time Denoisers(NRD)
- アプリケーションがビデオメモリを使用する方法を最適化するRTX Memory Utility(RTXMU)
今回のデモはこのまま商業ゲーム/アプリケーション化することはないというが、汎用性の高い技術であり、今後Arm上で開発されるゲームおよび3Dグラフィックスの基礎になるとしている。