ニュース
Windows 11ではタスクバーが下部固定。タイムラインや壁紙同期は廃止、Cortanaは後退
2021年6月25日 11:24
Windows 11の正式発表に合わせ、Microsoftはデバイス要件や新機能に加えて、Windows 10に存在し、11で廃止される機能について公開している。Windows 11では、特にスタートメニューやタスクバー周りで大きな手が加えられている。
また、利用頻度が低いもしくは人気度が低いと判断したのか、タイムライン機能の廃止、Cortana機能のデフォルトのピン留め廃止、壁紙のデバイス間の同期機能の廃止、21H1に実装されたばかりの「ニュースと関心事項」のタスクバーからの削除、タブレット モードの廃止などが決定している。
スタートメニュー
- スタートメニューの名前付きやアプリのフォルダーが非対応となり、レイアウトは現状ではサイズの変更ができない
- Windows 10からアップグレードした際にピン留めしてあったアプリとサイトは移行されない
- ライブタイルが利用できなくなり、ダイナミックコンテンツはウィジェットを利用する
タスクバー
- Peopleがタスクバーから削除
- アップグレード前にカスタマイズしたアイコンを含む一部アイコンは、アップグレード後のシステムトレイに表示されなくなる
- タスクバーの位置は画面下部のみに表示される
- アプリはタスクバー エリアをカスタマイズできなくなる
機能の統廃合
- Cortanaはシステム起動時に起動されなくなり、タスクバーへのピン留めも行なわれない
- デスクトップの壁紙は、Microsoftアカウントでサインインした場合でもデバイス間の移動ができない
- Internet Explorerは無効にされ、IEモード搭載のMicrosoft Edgeの利用を促す
- 数式入力パネルは削除。数式認識エンジンはオンデマンドでのみインストールされる
- ニュースと関心事項はタスクバーから削除。ウィジェットで代替
- ロック画面の簡易ステータスと関連設定は削除
- SモードはWindows 11 Home Editionでのみ利用可能
- Skype今すぐ会議はChatに置き換え
- Snipping Toolは今後も利用できるが、Windows 10での旧デザインと機能は「切り取り&スケッチ」と呼ばれていたアプリのデザインと機能に置き換え
- タブレット モードを廃止し、キーボード着脱に対応する新しい機能が追加
- タイムラインが廃止。Microsoft Edgeで一部の同様の機能が利用可能
- タッチ キーボードは18型以上のディスプレイで、キーボードレイアウトのドック/アンドックができなくなる
- Walletを廃止
クリーンインストール時のアプリの削除(アップグレードでは削除されない。ストアを介して入手可能)
- 3Dビューアー
- Windows 10向けOneNote
- ペイント3D
- Skype