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4EFLOPSのAI性能を発揮するNVIDIA A100搭載スパコン「Perlmutter」

Perlmutter

 NVIDIAは、National Energy Research Scientific Computing Center(NERSC)に設置されたスーパーコンピュータ「Perlmutter」に、同社製GPU「NVIDIA A100」が採用されたと発表した。

 Perlmutterは、6,159基のNVIDIA A100を搭載し、同GPU採用システムとしては世界最大のもの。CPUには第3世代EPYCを採用した。

 FP16/FP32混合精度演算によるAI処理において約4EFLOPS(エクサフロップス)を発揮でき、FP64でも約120PFLOPSの演算性能を謳う。後者は現時点でTOP500の5位に相当するものだという。

 現在、まず約20種類ほどのアプリケーションが利用できるよう準備を進めており、天体物理学や気候科学など様々な分野での活用を目指している。

 NERSCのWahid Bhimji氏は、科学向けAIが米国エネルギー省の成長分野であるとしたうえで、NVIDIA A100やオールフラッシュファイルシステム、ストリーミングデータ機能などを備えたPerlmutterは、大規模化の進むニューラルネットワークモデルや、より強力な計算資源が利用したいといった需要に応えられるとしている。