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Windows UpdateのSCSIドライバでOSクラッシュ。AMDシステムで発生

 Windows 10のWindows Update経由で先週より配布されたAMDマザーボード向けドライバにおいて、インストール後にブルースクリーンが発生するといった不具合が多数のユーザーから寄せられている。

 問題となっているのは「Advanced Micro Devices, Inc. - SCSIAdapter - 9.3.0.221」というドライバで、インストール後に「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE(ブートデバイスにアクセス不能)」というエラーメッセージとともに、ブルースクリーンでシステムがクラッシュし、起動の度に同じ症状が発生して正常起動できずにループしてしまうという。

 ドライバ名からすると、現在ではまず利用されていないSCSIデバイス向けのようだが、Microsoftのフォーラムでこの不具合について投稿したユーザーによれば、AMD X570マザーボードの環境において、SCSIデバイスを使用していなくてもブルースクリーンが出てしまっていると報告している。

 今現在はWindows Updateからこのドライバの提供が止められているようだが、自動インストールされてしまったユーザーが多かったようで、被害が拡散してしまった模様だ。

 Microsoftからの公式告知はされていないようだが、OSの起動に失敗した場合などに実行される「Windows 回復環境」において、「トラブルシューティング→スタートアップ修復」から復旧できたというユーザーがおり、もし同じ不具合に遭っている場合は同様の方法で復旧を試みたい。