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Windows 11の過去を遡るAI機能「Recall」がRelease Previewで提供開始

 Microsoftは10日、Windows 11 Insider Preview「24H2 build 26100.3902」をRelease Previewチャネルで配信開始した。

 主な更新内容は、スナップショット検索機能「Recall」と「Click to Do」(クリックして実行)の追加、Windows Searchの改善など。これらの新機能についてはいずれもCopilot+準拠のPCで利用できる。

 Recallは、Windowsのデスクトップをスナップショット画像として取得/保存し、AIによる解析で過去の情報を検索できる機能。Click to Doは画面に表示されているテキストや画像からコピー/ペーストやWeb検索などができる。両者ともDevチャネルでは実装済みで、利用するにはWindows Helloの拡張サインインセキュリティを有効化する必要がある。

 Windows Searchではドキュメントや画像ファイル、システム設定項目についておおよその内容を入力することで該当するファイル/設定を検索可能になった。これにより正確なファイル名や設定項目を見つけやすくなったとする。

 このほか「ナレーター」文字起こし機能やエクスプローラーの改善、スマートフォンリンク機能やウィジェット作成機能の実装に加えて、Thunderbolt接続の外部GPUを検出しないことがある不具合などの修正も適用している。

 既知の不具合としてはWindows回復環境(Windows RE)が動作しなくなる場合がある不具合を報告しており、近日中に修正予定としている。