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5月中旬以降に出荷されるGeForce RTX 3060、マイニング性能を再び制限

5月中旬以降のGeForce RTX 3060では466.27が必要で、その際にマイニングのハッシュレートを制限するという

 米NVIDIAは29日(現地時間)、GeForce用の新ドライバ「Game Ready Driver 466.27」を公開した。

 このドライバでの注目は、5月中旬以降に出荷されるGeForce RTX 3060(12GB)への対応と、それのマイニング時のハッシュレートの制限だ。既報の通り、既存のGeForce RTX 3060では、とある方法を使えば、マイニング時のハッシュレートを本来のあるべき性能に戻せてしまう。このため「RTX 3060はゲーマーに届く」としながらも、結局マイナーに買われてしまう事態に陥ってしまった。

 NVIDIAではこの問題に対処するため、5月中旬以降に出荷するGeForce RTX 3060で再度ハッシュレートを制限する手段を講じる。具体的な方法は明らかにされていないが、466.27のINFファイルで確認する限り、旧バージョンの466.11からGeForce RTX 3060のデバイスIDが1つ増えているのがわかる。つまり新GeForce RTX 3060はハードウェア的には異なるデバイスとして振る舞い、旧ドライバで認識させなくし、穴をふさぐようだ。

 このほか、466.27では、「Metro Exodus PC Enhanced Edition」で追加のレートレーシングエフェクトおよびDLSS 2.0のサポートが行なわれたほか、「Mass Effect Legendary Edition」と「Resident Evil Village」の最適化、G-SYNC Compatibleディスプレイの5モデルの追加が行なわれている。

466.11(右)からGeForce RTX 3060のデバイスIDが増えている