ニュース

Chrome 90の新機能詳細が公開。CPU負荷やメモリ使用量をさらに抑制

Copy link to highlight機能

 米Googleは15日(現地時間)、14日より提供を開始したWebブラウザGoogle Chromeバージョン90の新機能について詳細を公開した。

 本バージョンでは、Webページ上のテキストを選択した状態で右クリックすると利用できる「Copy link to highlight」機能を追加。WebページのURLをクリップボードにコピーする機能に拡張を施したもので、リンクを開いたときに選択箇所にスクロールし、かつ強調表示した状態で表示できる。デスクトップ版およびAndroid版には順次、iOS向けには近日中に提供を開始する。

ウィンドウに任意の名前がつけられるように

 また、順次実装を進めているタブの検索機能、およびタブのグループ化機能に加えて、Chromeの各ウィンドウに任意の名前をつけられるようになった。タブバーの空白部分を右クリックすると変更用オプションが呼び出せるほか、Windowsのタスク切り替え画面(Alt+Tabキー)の表示なども連動して変わる。

 さらに、Chrome内蔵PDFビューワ向けの機能拡張として、PDFファイルのプロパティ閲覧機能や見開き表示機能の追加、ツールバー周りの改良などを実施。また、画面共有を行なっているときにChromeの通知内容を自動的に伏せる機能なども追加している。

 そのほか、順次進めてきた性能面に関する調整として、グループ化したタブを凍結する機能も発表。グループ化したタブを折りたたんだときに、グループに含まれるタブのCPU/メモリ使用量を抑える機能となっており、まずはベータ版への実装を予告している。

改良されたPDFビューワ
タブのグループ化機能