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Google Chrome 90公開。AV1エンコーダ実装やウィンドウに名前つける機能など

 米Googleは14日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザの最新版「Google Chrome v90.0.4430.72」を公開した。

 新機能としては、AVエンコーダがWebRTCで利用可能になったほか、アドレスバーにURLを入力すると、これまで「http://」が自動補完されたところ、「https://」が自動補完されるようになった点、CSSのサポート強化、そしてウィンドウに好みの名前をつけられるようになり、管理しやすくなった点が挙げられる。

 ただ、これらのほとんどはベータ版で実装されて判明した機能である。現時点ではすべての新機能について公開しておらず、公式のアナウンスが待たれる。

 一方で、v90では合計37件の脆弱性修正が含まれる。前日となる13日(同)にも、高深刻度の脆弱性が2件あるとし「v89.0.4389.128」を提供開始したばかりだが、v90ではセキュリティリスクが高い6件を含む脆弱性を修正している。

 前バージョンにあたるChrome 89が公開されたのは3月2日だったので、予定どおりのメジャーバージョンアップとなっている。Googleではv94からバージョンアップの頻度をこれまでの6週間から4週間に短縮するとしており、このまま行けば、10月中旬以降のバージョンアップは1カ月未満の周期で刷新される計算だ。