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「スペースX」11機目も爆発し墜落。着陸時のエンジントラブルで

  • 鈴木 悠斗

2021年3月31日 19:24

発射から5分49秒で映像が途切れた(画像;SpaceX)

　SpaceXは、米国時間30日にテスト飛行を行った11機目の宇宙船プロトタイプ「SN11」がエンジントラブルにより着陸降下中に爆発し墜落したと明らかにした。

　SN11はテキサス州ボカチカビレッジの「スターベース」から発射し、3機搭載されているラプターエンジンを使って高度約10kmまで上昇。その後、地球再突入後を想定した軌道に入り、船体に取り付けられた4つのフラップを使って姿勢を制御、一定まで高度を下げたあとはエンジンに再点火して、垂直着陸を試みる予定だった。

　SN11は高度3万2,000フィート(約10km)まで上昇したが、第2エンジンの圧力制御に問題があったといい、ライブ配信されていた動画ではエンジンに再点火した直後から映像が途切れてトラブルが発生したものと思われる。

　加えて、ボカチカ周辺では霧が立ち込めており、SN11を視認するのは困難だったという。

　同社のイーロン・マスクCEOは「着陸燃焼開始直後に何か重大なことが起こった」とツイートし、詳しく調査する意向を示した。