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Intel、深度センサーとニューラルネットワークを使った顔認証ソリューション。なりすまし防止技術も搭載

Intel RealSense ID

 Intelは6日(現地時間)、深度センサー搭載カメラによる新たな顔認証ソリューション「Intel RealSense ID」を発表した。

 Intel RealSense IDでは、常時稼働する深度センサーと、安全で正確な顔認証を行なえるように設計された特殊なニューラルネットワークを組み合わせており、スマートロック、アクセスコントロール、店舗の販売時点管理、ATM、キオスクなどでの活用を想定。

 登録作業は簡単でネットワークの設定を不要としており、専用SoCとセキュアな組み込み部品がユーザーデータを安全かつ即座に暗号化・処理する。顔写真のユーザーデータはすべてローカルで処理される。

 利用者はカメラをチラリと見るだけですぐに解除が行なえるほか、髪の毛の色や眼鏡など、時間の経過による容貌の変化にも合わせることが可能。また、登録済みのユーザーのみ認証を行なうようになっており、顔写真や映像、マスクを使ってのなりすましを防ぐ技術も装備。100万分の1の誤認証率を提供可能とする。

 Intelは従来の認証方式ではIDの盗難やセキュリティ突破の懸念があるとしており、現在企業は顔認証に注目しているという。