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Apple M1に対応した定番CPUベンチマーク最新版「Cinebench R23」

 MAXONは、CPUのベンチマークソフトとして定番の「Cinebench」の最新版「Cinebench Release 23」を配信開始した。

 Cinebench R23では、新たにAppleのM1プロセッサを搭載したデバイスに対応。コンパイラを刷新しているため、R20とのスコア互換性がなくなっている一方で、最新および次世代CPUの計測により適したものとなった。

 安定的かつ継続的に高負荷をかけられるため、正確にスコアが計測できるようになるという。これにより、冷却機構がCPUのポテンシャルを引き出せるシステムではより高いスコアが得られ、実際の3Dタスク負荷に則した結果になるとしている。近代的なCPUでは、暑い環境よりも涼しい環境のほうがより高いスコアが得られる。

 UI面では、シングルスレッド計測をデフォルトで表示するようになったほか(R20ではFileメニューからAdvanced benchmarkにチェックを入れる必要があった)、先述の、実際のワークロードに則した計測のため、最小の実行時間(10分)がデフォルトとなった(R20ではpreferncesに隠されていた)。