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ベンチマークソフト「Cinebench R20」が登場、ストアアプリとして配布

写真と見紛うほどのレンダリング

 CPUベンチマークの定番「Cinebench」に最新版の「Release 20」が加わり、Windows Microsoft StoreおよびMac App Storeに登録された。利用は無料。Windows版のダウンロードサイズは228.3MBだ。

 R20ではR15より大規模かつ複雑なテストシーンを用意し、レンダリングに必要な演算パワーが8倍となった。また、メモリ消費量も4倍に増加した。このためR15とR20の純粋スコア比較はできない。

 R20では最新のレンダリングアーキテクチャを取り入れており、IntelのEmbreeレイトレーシング技術を用いることで、最新CPUとAMDハードウェアの拡張機能を使うようになった。このためいくつかのハードウェアでは、速度が従来の2倍となる。

 なお、演算には高度なCPUリソースを必要とするようになり、ベンチマークとしての正確性が向上。冷却性能に優れたデスクトップやノートではよりCPUのポテンシャルを引き出すことができるという。

 ただ、R20では従来あったGPUテストが省かれているほか、非対応CPUでは起動できない。ちなみに計測のさいは極力バックグラウンドアプリを終了するよう呼びかけている。