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Apple、ライバルよりも50%高性能な5Gスマホ「iPhone 12」
2020年10月14日 04:28
Appleは13日(現地時間)、5Gに対応したiOS14搭載の6.1型スマートフォン「iPhone 12」を発表した。16日より予約受付を開始し、23日に発売する。ストレージ容量64GB(税別85,800円)、128GB(同90,800円)、256GB(同101,800円)の3種類を用意し、本体色は、ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、(PRODUCT)REDの5色を展開。
iPhone 12では新プロセッサの「A14 Bionic」を搭載。製造プロセスルールはA13 Bionicの7nmから5nmへとシュリンクされ、トランジスタ数は118億に達した。
CPUは2基の高性能コアと4基の省電力コアからなる6コアで、GPUは4コア。それぞれ新規アーキテクチャを採用しており、他社のスマートフォン向けCPU/GPUよりも50%高速とする。また、80%高速化されたAI処理向けの16コアのニューラルエンジンも搭載し、11TOPS(Trillion Operations per Second)の処理能力を有している。このほか、第2世代のマシンラーニングアクセラレータによって、マシンラーニングの演算能力が70%向上している。
ディスプレイは6.1型OLEDで、Super Retina XDRディスプレイを採用しており、解像度は2,532×1,170ドット(460ppi)。標準輝度は625cd/平方m、HDR時1,200cd/平方m、コントラスト比は200万:1となっている。
背面カメラは2眼で、F2.4の超広角とF1.6の広角を装備。画素数はそれぞれ1,200万画素で、HDRビデオの撮影が可能。スマートフォンで世界初かつ唯一のDolby Vision HDR撮影に対応する。前面カメラも1,200万画素でこちらもHDR撮影に対応している。
筐体は新しいセラミックシールドで作られており、これまでのiPhoneよりも飛躍的に頑丈さが増し、落下時の耐久性は4倍に向上しているという。さらに、IP68準拠の防水機能を備えている。
通信機能は5G(Sub-6)のほか、Wi-Fi 6とBluetooth 5.0。NFCおよびFelicaもサポート。Nano SIMとeSIMのデュアルSIM構成となっている。インターフェイスはLightning。
本体サイズは71.5×146.7×7.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は162g。バッテリ駆動時間はビデオ再生時最大17時間(ストリーミングは最大11時間)、オーディオ再生時最大65時間。
充電システムとして、新しくワイヤレス充電を行なうためのマグネット式アタッチメントのMagSafeが取り入れられており、最大15Wで充電可能。Qiによる最大7.5Wの充電も行なえる。