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Samsung、人間の目を超える6億画素イメージセンサーを開発へ

ISOCELL Bright HM1のNonacell技術

 韓国Samsung Electronicsは21日(韓国時間)、同社のカメラ用イメージセンサー開発についての今後の方向性を公開した。

 現在一般的に用いられているイメージセンサーは、デジタル一眼レフカメラでは4千万画素ほど、フラグシップスマートフォンでは1,200万画素ほどの解像度を持つ。一方で人間の目は、イメージセンサーにおける5億画素相当の解像度を持つとされており、大きな差がある。

 同社では、2019年5月に6,400万画素のイメージセンサー、その半年後には1億800万画素のセンサー「ISOCELL Bright HM1」を開発。独自のNonacell技術を利用し、画素の受光感度を向上させるほか、3×3画素を1画素として扱うことで暗所での撮影にも対応したもので、スマートフォンへの搭載を実現した。

 高性能なイメージセンサーは、スマートフォンだけでなく自動運転やドローンなどの分野でも需要が高まると予想されている。同社はこういったニーズに対応するべく、人間の目よりも高性能となる6億画素イメージセンサーの実現を目指して、技術開発を続けていくとしている。