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ロジクール、2年ぶりのハイエンドマウス「MX Master 3」
~読み取り精度 秒間1,000行の新ホイール搭載
2019年9月18日 14:00
株式会社ロジクールは9月18日、ハイエンドマウス“MXシリーズ”の新モデル「MX Master 3」を発表した。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は13,500円前後の見込み。9月27日より販売を開始する。本体色はグラファイト、ミッドグレー、ブラックの3種類を展開。
MX Master 3は、2017年に登場した「MX Master 2S」の後継機で、MXシリーズの最上位モデル。前モデルではサムホイールと戻る/進むボタンが横並びだったが、今回は上側に移動しているなど、ホイールが新開発され、ボタン位置を含めて筐体自体のデザインも改められている。
ホイールスクロールを速めた場合に自動的に高速スクロール“フリースピンモード”に移行するスクロールホイールや、本体左側面に用意されたサムホイールなどが特徴。サムホイールは、Photoshopでのブラシサイズの変更、Webブラウザのタブ間遷移、Excelの横スクロールなど、アプリに応じた機能がが割り当てられているが、ユーザーが設定することもできる。
独自開発のMagSpeed電磁気スクロールホイールは前モデルから改良が進み、秒間1,000行の読み取り能力を実現。87%精度が向上しており、より正確なホイール操作が可能になった。動作音を軽減するための静音化も行なわれている。また従来と同じく、ホイール手前にあるモードシフトボタンを押せば、通常のラチェットモードからフリースピンモードへの任意の切り替えが行なえる。
MX Master 2Sと同じく、本体左端にはジェスチャボタンが用意され、ボタンを押した状態でマウスを任意の方向(上下左右)に動かした場合に、ユーティリティで割り当てられている機能をアプリごとに再現する。なお、MX Master 3では前モデルと違い、Edge、Chrome、Word、Excel、Photoshopなどといった代表的なアプリに対してあらかじめ最適な設定が登録されている。
センサーには独自のDarkfieldトラッキング技術が使われており、ガラスの表面でも正確な操作が可能。通常のマウスの5倍以上の精度を備えており、4,000DPIまでのセンサー解像度を備えている。
独自のFlow機能を利用して、WindowsとMacのOS間をまたいだマウス操作にも対応。通信方式は2.4GHz帯を使ったUSB無線アダプタとBluetoothの2種類で、最大3台までペアリングできる。また、Easy-Switchボタンを使って即座に接続先を切り替え可能となっている。
バッテリを内蔵し、満充電で70日間の使用が可能。急速充電に対応し、1分の充電で3時間使用することもできる。なお、充電用のUSBポートはこれまでのMicro USBからType-Cへと変更されている。
ボタン数は7個(左右クリック、中央クリック、戻る/進む、アプリスイッチ、ホイールモードスイッチ)で、このほかにホイール、サムホイール、ジェスチャボタンを備える。
本体サイズは84.3××mm(幅×奥行き×高さ)、重量は141g。対応OSはWindows 7以降(BluetoothはWindows 8以降)、macOS 10.13以降。