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ロジクール、MXシリーズ初のメカニカルキーボード「MX MECHANICAL」。静音化したマウスも
2022年5月24日 16:01
株式会社ロジクールは、フラグシップ製品となるMXシリーズから、ロープロファイルメカニカルスイッチを採用したキーボード「MX MECHANICAL」、「MX MECHANICAL MINI」、および静音スイッチ採用の無線マウス「MX MASTER 3S」を発表した。キーボード2製品は6月30日、マウスは6月16日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでの価格は順に、2万790円、1万8,700円、1万4,960円。
【6月16日訂正】「MX MECHANICAL」および「MX MECHANICAL MINI」は発売が6月30日へと延期されたため、該当箇所を修正しました。
MX MECHANICAL/MX MECHANICAL MINI
MX MECHANICALおよびMX MECHANICAL MINIは、MXシリーズ初となるメカニカルキーボード。前者はフルサイズ、後者はテンキーレスモデルとなる。MXシリーズの持つ機能やデザインを継承しつつ、ゲーミングキーボード開発で培った技術を投入し、仕事の生産性を高められる製品に仕上げたとする。
同社によれば、MXシリーズのターゲット層の1つであるソフトウェア開発者などの中には、PCゲーマーでメカニカルスイッチのゲーミングキーボードに慣れ親しんできた人も多いという。一方で、ゲーミングキーボードは業務に向かない面もあることから、外観などを含め仕事に使えるメカニカルキーボードとして本製品を開発したという。
どちらも背の低いロープロファイルタイプのスイッチを採用。キーストロークは3.2mmと短く、指への負担を抑えているほか、全高を低くしたことで手首への負担も軽減できるとする。キー軸は静音タクタイル(茶軸)、リニア(赤軸)、クリッキー(青軸)の3種類を用意。5,000万回の押下耐久性を謳っており、押下圧はともに55gとなる。
加えて、白色のキーバックライトも搭載。近接センサーによって手をキーボードに近付けると自動で発光したり、離すと消灯したりする機能や、環境光センサーによって周囲の明るさに応じてバックライトの輝度を調整する機能を備える。自動点灯/消灯や調光によりバッテリ消費も抑えており、バックライトオン時で最大15日間、オフ時で最大10カ月使用できる。また、発光パターンも6種類から選べる。
接続方式は独自の2.4GHz無線であるLogi BoltとBluetooth Low Energyをどちらもサポート。計3台の機器とペアリングでき、キー操作で簡単に接続先を切り替えられる。1つのマウスやキーボードで複数の機器を操作できるFlowにも対応。なお、専用ユーティリティのLogi Options+はこれまでベータ版だったが、新製品の投入とともに正式版として提供が始まる。
充電インターフェイスはUSB Type-Cで、3分の充電で1日間使える急速充電にも対応。キー配列は日本語のみとなる。テンキーレスのMX MECHANICAL MINIについては、75%キーボードの標準的な配列を採用したという。
本体サイズ/重量は、MX MECHANICALが434×132×26mm(幅×奥行き×高さ)/828g、313×132×26mm(同)/612g。
MX MASTER 3S
MX MASTER 3Sは、従来モデルの「MX MASTER 3」からスイッチやセンサーを改善/強化した無線マウス。従来からのグラファイトと、新色のペイルグレーでの2色展開となる。
左右のクリックボタンに新たに静音スイッチを採用し、クリックノイズを前世代比で90%削減。静かな場所や周囲に人がいるような環境でも使いやすくなった。
またセンサーについては、ガラス面などさまざまな素材の上で操作できるDarkfieldを引き続き採用。解像度は最大8,000dpiで従来モデルの2倍となり、高解像度ディスプレイやマルチディスプレイ環境においても、より効率的に操作できるようになった。200~8,000dpiの間で、50dpi刻みで設定できる。
接続方式は従来のUnifyingに代わってLogi Boltを採用。Bluetoothへの対応や、最大3台までの機器とのペアリング、Easy-Switchによる接続先切り替え機能などは変わらず搭載する。形状も従来モデルを継承し、通常のスクロールと高速スクロールを自動で切り替えられるスクロールホイールのMagSpeedや、親指部分のサムホイールなども引き続き備える。
本体サイズは84.3×124.9×51mm(同)、重量は141g。充電インターフェイスはUSB Type-C、バッテリは満充電で最大70日間使用できる。