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“全世界から誰でも参加可能”なEスポーツ大会「Intel World Open」が東京五輪で開催
~ストリートファイターVとロケットリーグの2タイトルで賞金総額5千万円
2019年9月11日 18:03
インテル株式会社は、2020年の東京オリンピック開催に合わせたeスポーツ大会「Intel World Open」の開催を発表した。
Intel World Openは、2018年の平昌冬季オリンピックで開催された「Intel Extreme Masters 平昌大会」を発展させたものとして開催されるEスポーツイベント。
カプコンの対戦格闘ゲーム「ストリートファイターV」とPsyonixの4輪車でサッカーをするマルチプレイヤーゲーム「ロケットリーグ」の2タイトルによる対戦形式の大会として、東京大会の直前に開催される。
2020年第1四半期にオンライン予選が開催され、各国の代表4名(うち1名が補欠枠)を選出。その後、地域予選を経て6月にポーランド・カトヴィツエの予選大会で代表チームが戦い、最終的に勝ち残った上位8チームが決勝イベントに参戦できる。8チームのうち、日本のオンライン予選で選抜された4名1チームは開催国枠として決勝イベントへそのまま参戦する。
決勝イベントは7月22~24日に東京・お台場のZepp DiverCityにて開催。賞金総額はタイトル別に25万ドルずつ用意される。
詳細なレギュレーションなどは後日発表される予定だが、大会最大の特徴は競技タイトルを持っているなら「全世界から誰でも」参加できるという点。
国代表を選抜するオンライン予選には、SFVを例にすると、カプコンプロツアー参戦選手からまったくの素人まで参加できる。ロケットリーグに関しても同様で、オンライン予選で選抜された各国代表チームが3対3の「Soccer」ルールで競うこととなる。
株式会社カプコン エグゼクティブプロデューサー・オブ・ストリートファイターの小野義徳氏は、Intel World Openではプロ選手へのシード枠といったものも用意されないため、無名の強プレイヤーたちによるドリームチームが代表になる可能性もあるという。
大会決勝は、通常のSF大会で一般的な各選手がそれぞれ競う方式ではなく、4名1組のチームとして戦う。小野氏によれば、SFVではバージョンアップでゲームバランスなどが随時調整されているが、Intel World Openの場合はオンライン予選開催時点のバージョンで決勝まで固定される予定であるとのことだ。
米Intel ゲーミング&Eスポーツマーケティング統括 マーク・チャン氏は、今回の2タイトルの選定について、ロケットリーグは分かりやすく“ファミリーフレンドリー”であること、SFVについては全世界でプレイされており長い競技シーンの歴史があること、開催国(日本)のゲームタイトルであることから選定され、IOC(国際オリンピック委員会)の承認を経て選ばれたものであると語った。