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9月7日オープンの国内最大級「Apple 丸の内」の店内が公開

~年内にもう1店舗のオープンも予告

2019年9月7日にオープンするApple 丸の内

 Appleの直営店である「Apple 丸の内」が、2019年9月7日午前10時にオープンするのに先駆けて、店内の様子が報道関係者に公開された。

 都内で5店舗目、国内では9店舗目となるApple 丸の内は、国内最大規模の売り場面積を誇るとともに、最新のデザインを採用。しかも、東京駅前の立地となっている。

 東京駅丸の内南口を出て横断歩道をわたり、目の前にある東京中央郵便局およびJPタワーを左手に見ながら歩き、1つめの信号をわたると、そこがApple 丸の内だ。Apple 丸の内が入居する三菱ビルは、東京駅と地下通路でつながっているが、Apple 丸の内に入るには一度外に出なくてはならない。雨の日は傘が必要だ。三菱ビルの1階と2階を使用している。

東京駅丸の内南口から見える場所にある(2つ目のビル)
ユニークな外観デザインが特徴だ
ビデオオールに映し出された「Apple 丸の内」のロゴ
右下の3つのエリアを使っている。かつてはCOACHが入っていた

 同社では、「ここは、さまざまなインスピレーションが集まり、つながり、広がっていく場所」と位置づけ、同社サイトでは、「東京駅の目の前に、Appleが創造力のセントラルステーションを作ります。ここは、日本中のインスピレーションが集まり、つながり、世界中へ広がっていく場所。あなたの好奇心の向かう先がどんなことでも、想像よりもずっと遠くへたどり着けるでしょう」と書かれている。

 Appleのアジア太平洋地域担当シニアマーケットディレクターのデニー・トゥーザ氏は、内覧会でApple 丸の内の概要について説明した。

Appleのアジア太平洋地域担当シニアマーケットディレクターのデニー・トゥーザ氏

 「日本でもっとも新しく、最大規模の店舗をオープンする。日本中に延びる鉄道網が集中するとともに、歴史を持つ東京駅の目の前であり、日本を代表するビジネス街に店舗をオープンできることをうれしく思っている。Apple 丸の内という基幹店のオープンは、直営店の大規模な拡大の一環に位置づけられる。

 この店舗デザインは、三菱ビルの外観である構造グリッドからインスピレーションを受けたものであり、ユニークな外観の持ち味を活かすために、コーナー部には、菊川工業が特別に加工したアルミニウムを使い、2階部分まで三次元の丸みのあるショーウィンドウデザインを採用した。このエリアが持つ通りの活気と店舗を結びつけるものになる。

 また、店舗内には、日本産の竹を用いて落ち着いた雰囲気を実現しており、中心部には、7.3mの高さがある吹き抜けがある。そして、開催されるToday at Appleの新たなホームとなり、世界の一流クリエイターによるセッションが開催される。

 開店日からは、『TOKYO CREATIVE GUILD』として、アート&デザイン、音楽、写真、ヘルス&フィットネスの分野で独創的な活動を続けるクリエイターによる、12回のシリーズが行なわれる。日本で活躍中のクリエイターが創作プロセスをお客様に伝え、多くの人に創作力を磨いてもらうことを目指す。この場所でなにかを見つけ、学び、作り出すことを期待している」と語った。

ビデオウォールの様子
ビデオウォールの前には自由に座れる椅子が置かれている
日本産の本物の竹が植えられている

 さらに、「Apple 丸の内では、130人以上のチームがお客様を迎える。この半数以上が、国内の別の直営店から異動しており、その多くが何年も在籍している。4人がAppleで15年以上活躍してきたベテランだ。全員をあわせると15言語を話すことができ、世界中から訪れるお客様を迎える準備が整っている。Appleの最新製品やアクセサリ、他社の製品についても、実際にふれて、体験してもらえる。

 2階には、ジーニアスバーが設けられ、ジーニアスによって無料の技術サポートが提供される。専任のビジネスチームが存在し、起業を目指している人やアプリ開発を事業にしている人たちの相談を受けることができ、そのためのボードルームも用意している。今週土曜日の午前10時に、多くのお客様を迎えることを楽しみにしている」とした。

1階フロアの様子
MacBookの展示コーナー
iPadの展示コーナー
AppleWatchのコーナー
アクセサリの展示も豊富だ
他社の製品の展示にも力を入れている
2階につながる階段
2階フロアの様子
ジーニアスによる技術相談はこうしたテーブルを使って行なわれる
2階につながる吹き抜けの様子
吹き抜けからセッションの様子を見る
Appleのロゴを裏側から見られることができる場所も
ボードルームの様子
ボードルームには本社であるAppleパークの写真が飾られている
ボードルームには階段の手すりの素材を使ったオブジェも

 また、日本における直営店の展開に関してもふれ、「日本は、米国以外で最初の直営店となるApple 銀座を2003年にオープンした特別な場所であり、日本国内だけで、これまでに8千万人以上を迎えてきた。

 2018年4月にApple 新宿、8月にはApple 京都をオープンし、Apple 丸の内は、過去18カ月以内に、日本でオープンした店舗としては、3番目の店舗となる。これは、ほかの国のどこよりも多い新規出店数となる。これにより、国内の直営店の面積は、2018年4月に比べて50%以上も拡大している。

 さらに、9月後半には、Apple 福岡が、さらに面積が広い場所に移転してオープンする。また、Apple 表参道は現在改装中であり、リニューアルオープンすることになる。日本国内で新規にオープンする店舗と、改装によって、日本の直営店の半分以上が、最新のデザインを採用したものになる」と述べた。

 そして、「年末までにはさらにもう1つ、新たな店舗がオープンする予定である」と語った。Appleは2018年春に「数年をかけ日本での直営店事業の拡大に力を入れていく」と表明していた。

 Apple 丸の内の住所は、東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル。なお、開店当日の来店者には、先着でトートバックをプレゼント。Today at Appleの無料プログラムを毎日実施する。

報道関係者を迎え入れるスタッフ。開店当日も同じような光景が見られそうだ
TOKYO CREATIVE GUILDで行なわれる「アートラボ」で予定されているSHUN SUDO氏によるポップアートのセッションを体験できた