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2画面の新型ZenBookとZenFone 6が登場したASUS発表会。30周年記念モデルもお披露目
2019年8月20日 19:27
ASUS JAPAN株式会社は8月20日、同社設立30周年記念を兼ねた発表会を開催し、キーボード面にまで液晶ディスプレイがある2画面15.6型ノート「ZenBook Pro Duo」、タッチパッドに液晶ディスプレイを備えた14型の「ZenBook 14」および15.6型「ZenBook 15」のノートPC製品群と、フリップカメラ搭載の6.4型スマートフォン「ZenFone 6」の国内発売を発表した。
各製品の詳細については別掲の以下の記事を参照されたい。
- キーボード面に4K液晶を実装する2画面15.6型ノート「ZenBook Pro Duo」が国内発売
- ASUS、タッチパッドをディスプレイに使える14/15.6型ノート
- ASUS、反転式デュアルカメラ搭載の6.4型スマホ「ZenFone 6」
ここでは発表会のおもな内容と、会場に展示されていた実機写真を紹介する。
ASUSTeKのジョニー・シー会長が登壇
ASUS創立30周年記念ということもあり、発表会にはASUSTeK Computer台湾本社のジョニー・シー会長が登場。同社が30年前に世界最高のマザーボードを開発するという目的からはじまり、ノートPCなどを提供する今に至るまで、数々の製品を作り上げてきた実績を語った。
まずはじめに紹介されたのは「ZenBook Pro Duo」で、すでにタッチパッドに液晶ディスプレイを搭載したZenBookシリーズは展開しているものの、キーボード面のほぼ半分を液晶にした2画面ノートPCはこれが世界初であることを強調。
メイン画面の解像度が3,840×2,160ドット、サブ画面は3,840×1,100ドットとなっており、ノートPC 1つだけでデュアル4Kに近い大画面を実現していることから、おもにクリエイティブ用途で大きなメリットが生まれることが説明された。
最上位モデルのCPUには8コア/16スレッドのCore i9-9980HKが使われており、ディスクリートGPUとしてGeForce RTX 2060も搭載されていることから、ストリーミングやゲームも含め、あらゆる用途で活躍可能とした。
次に、同社2画面ノートPCの先駆けとなったタッチパッド液晶搭載の「ZenBook 14」および「ZenBook 15」を紹介。タッチパッドが「ScreenPad 2.0」へと進化したことで、画面が5.5型(1,920×1,080ドット)から、5.65型(2,160×1,080ドット)へと拡張されるとともに、UIや機能面の見直しも図られている。
最後に、ZenPhone 6が紹介され、フリップカメラによるこれまでのスマートフォンでは実現し得なかった撮影能力が披露された。
30周年記念モデルも発表
30周年記念モデルとなる13.3型ノート「ZenBook Edition 30」と「ZenFone 6 Edition 30」も発表され、8月23日より直販のASUS StoreおよびオフィシャルストアのASUS Store Akasakaで台数限定での販売も告知された。出荷は9月中旬以降を予定。
ZenBook Edition 30はScreenPad 2.0を搭載し、30周年記念ロゴや、ホワイトパール基調のカラーリングが特徴。最上位モデルの「UX334FL-30ASUSi7」ではCore i7-8565U(4コア/8スレッド、1.8~4.6GHz)、GeForce MX250を搭載。メモリは16GBで、ストレージはPCIe 3.0 x4接続の1TB SSD。ディスプレイは13.3型フルHD液晶に、5.65型(2,160×1,080ドット)のScreenPad 2.0、OSはWindows 10 Proとなっている。税別直販価格は179,030円。
なお、下位モデルはCPUがCore i5-8265U(4コア/8スレッド、1.6~3.9GHz)メモリ、PCIe 3.0 x2接続の512 SSDという構成で、価格は同149,030円。
本体サイズは302×189×18.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.35kg。バッテリ駆動時間は最大約10.4時間。
ZenFone 6 Edition 30のほうは、通常モデルにはないマットブラックの本体カラーと、背面のスピン加工、30周年記念ロゴ、12GBのメモリと512GBのストレージ、30カ月保証が違いとなっている。こちらは8月23日発売で、税別直販価格は103,030円。