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ジャストシステム、説明で漢字変換できる新機能を搭載した新「ATOK for Windows」

~Android版も深層学習エンジンで予測変換性能が30%向上

漢字絞り込み変換の例

 株式会社ジャストシステムは、「ATOK Passport プレミアム/ベーシック」で提供している「ATOK for Windows」について、新機能を搭載した最新プログラムに2月1日より更新することを発表した。

 ATOK for Windowsでは、説明を読みにして変換できる「漢字絞り込み変換」が追加。漢字についての説明を読みとして入力すると、該当の漢字に変換できる。

 例としては、「なつめそうせきのそう」から「漱」、「きゅうじたいのこい」から「戀」、「ゆみへんのこう」から「弘」に変換が可能となる。読みをそのまま入力して複数の変換候補から選ぶよりも、漢字1字とほかの語を組み合わせて変換した方が早い場合などに便利としている。

 「地名入力変換」では、読み方がわからない地名や駅名でも見たままの読みから正確に変換可能となり、「まいかた」から「枚方」、「ふくせいし」から「福生市」に変換できる。

 2019年の改元に備えて、「日付入力支援」機能には西暦と和暦を並べて変換できる形式を追加。「あした」といった読みから「[新元号]元年(2019年)X月XX日」などと入力できる。

ATOK for Android Professionalも更新

 ATOK Passport プレミアムで提供している「ATOK for Android Professional」も、ATOKディープコアエンジンを採用した最新プログラムに更新。こちらは2018年12月4日より提供される。

 ATOK for Windows、ATOK for Macに引き続き、ディープラーニングで抽出した日本語の特徴を、従来の変換アルゴリズムに組み込んだ変換エンジン「ATOKディープコアエンジン」を採用。本エンジンの搭載により、スマートフォンでの一般的な入力方式である「推測変換」において、単語の予測性能が約30%向上したという。

 加えて、ツールバーの新搭載により、絵文字や顔文字、手書き入力など、さまざまな入力パネルの呼び出しが容易になり、パネルの切り替えもしやすくUIを改善。キーボードのサイズや位置の調節、ATOKメニューの呼び出しが簡単に行なえるとする。

 ATOK Passportの税別価格は、プレミアムが月476円、ベーシックが月286円。