ニュース
Supermicro、10GbEコントローラ搭載のIntel Z390マザーなど
2018年10月15日 16:43
Supermicroは、Intel Z390搭載マザーボード「C9Z390」シリーズ4製品を発表した。
いずれの製品も10層のサーバー向けグラスファイバPCB(TU-662/NP175)や、15μmの金メッキのスロット/ソケットなどを搭載。日本ケミコン製の2万時間/105℃高耐久コンデンサを採用するなど、信頼性にこだわった。
CPU電源回路にはデジタルPWM方式を採用し、DrMOSとフェライトチョークコイルを採用することで効率を高めた。全体として発熱を抑え、電力効率向上を狙った設計としており、7日間の24時間連続稼働が可能としている。
一部モデルでは金属カバーのPCI Express/メモリスロットを採用し、堅牢性を高めたほか、標準のRGB LEDテープ(+12V/G/R/B)に対応したイルミネーションのカスタマイズ機能「Luminous Spectrum Lightning(LSL)」をサポート。Windows上の監視ユーティリティ「SUPERO Booster」も対応する。
UEFI BIOSのデザインも完全にリニューアルされた第5世代となった。フルコントロールが行なえる「Advanced mode」と、オーバークロック機能にすぐにアクセスできる「EZ mode」の2モードを備え、新しいナビゲーションとともにユーザビリティを向上させた。
最上位の「C9Z390-PGW」は、TDP 140Wまで対応し、オーバークロックをサポートしたATXモデル。10Gigabit Ethernet(10GbE)対応のAQC107コントローラを備えるほか、Broadcomの「PEX8747」PCI Expressスイッチを搭載し、4つのPCI Express x16形状スロットにx8/x8/x8/x8のレーンを提供。また、3基のM.2スロット(2基はSSD用、1基はWi-Fiモジュール用)も搭載する。
「C9Z390-CGW」は10GbEを備えた下位モデル。TDPは120Wまでとなるほか、PEX8747の搭載も省略している。「C9Z390-CG」はさらに10GbEとRGB LEDコントロール機能を省いたコストパフォーマンス追求モデルとなる。
「C9Z390-CG-IW」はMini-ITXモデルで、コンパクトながら2基のM.2スロットの搭載や、5基のUSB 3.1対応ポート(Type-C×1、Type-A×3、Type-C用ピンヘッダ×1)を備えるのが特徴。
モデル | C9Z390-PGW | C9Z390-CGW | C9Z390-CG | C9Z390-CG-IW |
---|---|---|---|---|
フォームファクタ | ATX | Mini-ITX | ||
TDP | 140W | 120W | ||
メモリスロット | 4基(最大64GB、XMP 4,000MHz) | 4基(最大64GB、XMP 3,866MHz) | 2基(最大32GB、XMP 3,866MHz) | |
PCI Expressスロット x16×4、x1×1 | x16×2、x4×1、x1×3 | x16×1 | ||
有線ネットワーク | AQC107+i219V | i219V | ||
無線ネットワーク | IEEE 802.11ac+Bluetooth 5.0 | なし | IEEE 802.11ac+Bluetooth 5.0 | |
LSL | オンボード3カ所+ピンヘッダ×2 | オンボード2カ所+ピンヘッダ×2 | なし | オンボード1カ所+ピンヘッダ×1 |
ディスプレイ出力 | DP 1.2×2+HDMI 2.0×1 | DP 1.2×2+HDMI 1.4×1 | DP 1.2×1+HDMI 2.0×1 | |
M.2 | 2基(2260/2280+2260/2280/22110) | 2基(2260/2280/22110×2) | 2基(2280) | |
U.2 | 2基 | なし | ||
オーディオ | ALC1220 7.1ch |