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東芝のPC事業、シャープ傘下で正式にスタート

 東芝クライアントソリューション(TCS)は、シャープの傘下における新体制で10月1日より事業を開始した。

 株式会社東芝とシャープ株式会社は、6月5日に株式譲渡契約を交わし、TCS株式のうちの80.1%がシャープに譲渡され、シャープの一事業となることが決まっていた。今回、この株式譲渡が10月1日をもって正式に完了した。

 TCSは、シャープより石田佳久副社長を会長として迎え、覚道清文社長を引き続き取締役社長に就任。新たな役員体制を構築し、多面的な意思決定を迅速かつ効果的に行ない、シャープ傘下における事業シナジーを創出すべく、経営のスピードを上げるとしている。

 また、TCSがこれまでに蓄積したPC技術・開発力、品質力、商品力を基盤に、シャープの8K、AIoT戦略との連携を図り、事業ポートフォリオの展開、調達面や販売面でのシナジー効果創出を狙う。

 TCSの所在地は東京都江東区豊洲5-6-15 NBF豊洲ガーデンフロント。資本金は171.6億円。従業員数は約2,400名で、国内や海外にも子会社をいくつか持つ。