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キヤノン、流れ星もカラー撮影できる超高感度フルサイズCMOSセンサー
2018年8月1日 13:52
キヤノン株式会社は、35mmフルサイズの超高感度CMOSセンサー「35MMFHDXSCA」を発売した。
肉眼では被写体の識別が困難な、0.001lux(星明かり程度の明るさ)以下という低照度環境下でも、カラー動画の撮像が可能な超高感度CMOSセンサー。
一辺19μmという大型画素で超高感度を実現しており、画素が大型化すると増える傾向のあるノイズを、独自技術により低減することで、超高感度と低ノイズの両立を謳っており、流れ星などの動画撮影も可能であるとしている。
一般的に天体観測では、長時間露光時に暗電流ノイズの発生を抑えるため、カメラを冷却しながら使用することになるが、本製品では、周辺回路の駆動方式を工夫することで、低温状態においても発生してしまう暗電流ノイズの低減を実現。これにより、10等星程度のわずかな明るさの星の天体観測などにも活用できるという。
有効画素数は2,160×1,280で、特殊なアスペクト比の高画素画像のニーズがある監視、産業用途にも対応。必要な画素部のみ読み出しを行なう「読み出し位置制御機能」により、読み出し行数を少なくすることでフレームレートを高めることも可能なため、夜間の高速道路における監視用途などにも応用できるとする。
イメージサイズは41.04×24.32mm、入力駆動周波数は21MHzで、感度(緑)は110万[e/lx/sec]@gain×1、飽和信号量は61,000[e-]@gain×1。駆動モードは全画素読み出しで98fps、フルHD(1,920×1,080)読み出しで115fps。