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Tensentと中国警察、PUBGチートプログラム作成/販売の2グループを逮捕

 中国Tensentは24日(現地時間)、同社傘下の「守護者計画」セキュリティグループが中国の警察と協力し、PUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)のチートプログラムを作成/販売する2グループの逮捕に成功したと発表した。

 Tensentは2017年12月1日にPUBGの中国国内のパブリッシャーになったときから、チートプログラムを厳しく取り締まると発表。蘇州の警察と協力し、発表から2週間後に複数のチートプログラム作成者を逮捕した。

 今回新たに逮捕した1つ目のチートプログラム作成/販売グループは、チートプログラムにトロイの木馬などをバンドルして販売、違法でユーザーの情報を抜き取ったとして検挙した。

 グループ内の“役割分担”ははっきりしており、プログラム作成者、販売プラットフォーム、販売代理、サーバーの提供、技術サービス、そしてアカウントの窃取および販売といった一連の“エコシステム”が構築されていて、数百種類のチートプログラムの販売を行なったという。現在に至るまで、15人の主要犯を逮捕しており、3,000万人民元(約5億2,000万円)ほどの不法資金を押収した。

 もう1つのグループも、トロイの木馬をバンドルしたチートプログラムを販売している。トロイの木馬がユーザーのPCに侵入すると、遠隔操作が可能になり、データを窃取できる。すでに20万人ほどがこのチートプログラムをインストールしていると見られ、広東省および吉林省の警察と協力し、プログラムの作成・販売者数人の逮捕と2,000万人民元(約3億4,600万円)の押収に至っている。