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AMDが創立55周年を迎える

 AMDが5月1日(米国時間)に創立55周年を迎えた。これに際しAMDのマーク・ペーパーマスター氏(最高技術責任者 兼 テクノロジー&エンジニアリング担当副社長 執行役員)がこれまでの歩みについてブログで綴った。

 拡大する半導体市場に応えるため、同社は過去5年間でエンジニアリング人材を新たに15,000人迎え、グローバルで2倍以上の規模にした。また2022年に買収したXilinxは当時最大規模の買収となり、アダプティブコンピューティング市場の拡大をもたらした。また、Pensandoも買収した。

 それに対する研究投資も増やし、2019年の15億ドルから、2023年には59億ドルへと投資を増やした。今後も画期的な技術の開発に対し投資を続けるとしている。このほか、データセンターにおける採用や、ロボットやポスト5G、次世代の自動車、火星探査機、ゲームコンソールでの組み込み実績もあることを紹介した。

 AIに関しては、1年以上前よりNPUを統合しリーダシップを発揮してきたが、2024年6月のCOMPUTEXにおいてはエキサイティングな発表があるとしている。

 今後5年間に関しては、広範なポートフォリオ、オープンなエコシステム、多様な市場に渡る顧客とのパートナーシップ、AI PC向けのリーダーシップを発揮する製品などで全社を推進し、社内におけるAIアプリの利用などで開発を加速していくとしている。

 また同日、NPUであるRyzen AIを搭載したノートPC上で、Adobe Photoshopのニューラルフィルタと、Topaz Photo AI(Ryzen AIに最適化され、Microsoft DirectML AIフレームワークを使用)を利用し、古い写真を鮮明かつカラー化したものを公開し、Ryzen AIによりさまざまな処理をローカルで行なえることを示した。