HTC、Snapdragon搭載のスタンドアロンVR HMD「Vive Focus」を年内発売

　HTCは21日(米国時間)、GDC 2018にて、「Vive Focus」を2018年後半にワールドワイドで発売すると発表した。

　Vive Focusは、2017年11月に発表されたスタンドアロン動作のVR HMD(HTC、ケーブルレスでスタンドアロンのVR HMD「Vive Focus」発表参照)。

　SoCとしてQualcommの「Snapdragon 835」を搭載し、商用のスタンドアロンVR HMDとしては初の6DoF(6 Degree of Freedom)サポートを謳う。中国での価格は3,999人民元(約6.6万円)。

　ディスプレイにはリフレッシュレート75Hzの有機ELを採用。解像度は2,880×1,600ドットで、視野角は110度。

　トラッキングはインサイドアウト方式で、本体には9軸センサーおよび近接センサーを備える。

　インターフェイスはUSB Type-CおよびmicroSDカードスロット(最大2TB)、内蔵マイク/スピーカー、ステレオミニジャック。IEEE 802.11ac対応無線LANを内蔵し、Miracast準拠デバイスとの接続をサポートする。

　連続駆動時間は3時間で、Quick Charge 3.0による急速充電に対応する。

　コントローラは9軸センサー、タッチパッド、トリガーやボタンなどを備える。

　同社では、21日より開発者用ポータルを通じて開発者向けにVive Focusの開発キットの提供を開始している。