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シャープ、5,000ページ保存可能になり処理が高速化した電子ノート「WG-S50」

WG-S50

 シャープ株式会社は、最大5,000ページ保存可能な電子ノート「WG-S50」を10月13日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は18,000円前後の見込み。

 2015年に投入した「WG-S30」の後継モデルにあたる製品。従来製品は約3,000ページ保存可能であったが、新製品はメモリ容量の拡大により約5,000ページ保存可能。CPUの動作クロックが48MHzから96MHzに向上し、ペンの追随性の向上やページ送りの速度向上を実現した。

 加えて、実装の要望が多かった範囲指定からのコピー/移動機能や、スタンプのバリエーションの増加(40種類→120種類)、直線や円といった描画機能などが追加された。細かい改善点としては、ノート一覧画面で更新日または作成日を表示して並べ替えする機能が加わったほか、ノート名を手書きするときに消しゴムが使えるようになり、ノート編集時の消しゴム利用時は消しゴムの範囲が表示されるようになった。

 PCとの連携も強化し、画面右上に「書き出しボタン」を新たに追加。これまで8ステップ必要だったPCへの出力が1ボタンでできるようになり、PCに接続してWG-S50のフォルダを開くだけで書き出したファイルにアクセスできるようになった。さらに電源オフ時に充電目的でPCと接続すると、バックアップを促すメッセージを表示するようになった。

 メモリ液晶の低消費電力の特徴を駆使し、卓上に“飾っておく”ときにカレンダーや壁紙、日めくりカレンダーを表示する「デスクトップモード」も追加された。なお、バッテリの容量を若干増やすことで、CPUのクロック向上やデスクトップモードの追加があるにもかかわらず、従来と同じ約30日間の利用が可能としている。

 そのほかのおもな仕様は、ディスプレイが600×800ドット表示対応の6型メモリ液晶、保存ページ数はノートが最大5,000ページ、スケジュール帳が最大1,000ページ。カバー色はブラックの1色のみ。

 電源はリチウムイオン。本体サイズは111×155×9.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は215g。専用カバー/スタイラスを含む重量は285gとなる。

本体底面にMicro USBポートと電源スイッチを装備
編集メニューが新たに実装され、コピーや切り取り、スタンプ/直線/円描画機能が集約されている
120種類のスタンプ
円形や直線といったデジタルならではの書き込み機能が実装
ノートを壁紙として設定可能
待機時に日めくりカレンダーや時計、壁紙などを表示させておけるデスクトップモード