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Intel、薄型ノートでクアッドコアを可能にする第8世代Core Uプロセッサ
~TDP 15Wのままで第7世代から性能を4割向上
2017年8月21日 16:01
米Intelは21日(現地時間)、薄型ノートPCや2in1に搭載可能なクアッドコアCPU「第8世代Core U」プロセッサを発表した。
Ultrabookなどと呼ばれる薄型ノートや2in1ではこれまで、熱設計の問題からデュアルコアでTDP 15WのCore Uプロセッサを採用していた。今回発表された第8世代のCore Uプロセッサは、プロセスルールこそ第7世代と同等の14nm+プロセスだが、最適化によりTDP 15Wのままでクアッドコア化することに成功。第7世代と比べ、コアを2基増やしたことで25%、高クロック化など設計と製造の最適化で15%、計40%性能を伸ばした。
アーキテクチャも第7世代のKaby Lakeを踏襲しており、エンコード/デコードエンジンは同じで、熱設計の点を除き、プラットフォーム(チップセット)も同じものが利用できる。
今回発表されたのは下記のモデル。表のとおり、Core i5でもHyper-Threadingが有効で4コア/8スレッドで動作する。各モデルの基本的な違いは、クロックとキャッシュ容量。
i7-8650U | i7-8550U | i5-8350U | i5-8250U | |
---|---|---|---|---|
ベースクロック(GHz) | 1.9 | 1.8 | 1.7 | 1.6 |
最大クロック(GHz) | 4.2 | 4 | 3.6 | 3.4 |
コア/スレッド | 4/8 | |||
キャッシュサイズ(MB) | 8 | 6 | ||
メモリチャネル数 | 2 | |||
対応メモリ | DDR4-2400/LPDDR3-2133 | |||
GPU | Intel UHD Graphics 620 | |||
グラフィック最大クロック(MHz) | 1,150 | 1,100 |
ハイエンドモバイル、デスクトップ、ワークステーション向けの第8世代製品は今秋以降に投入の予定。