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スマホ向けタッチキーボードが使えるWindows 10プレビュー版「Build 16215」

~日本語環境向けにUDデジタル教科書体フォントを搭載

アクションセンターのデザインを変更

 米Microsoftは8日(現地時間)、Windows 10 Insider PreviewのPC向け新ビルド「Build 16215」をFast ringで配信した。また、モバイル向けにもBuild 15222を配信している。

 今回ビルドは追加項目が多岐に渡っており、同社が開発者向け会議のBuild 2017で披露したFall Creators Update用の新デザインシステム「Fluent Design」などが適用されている(クリエイター向け機能をさらに盛り込んだWindows 10 Fall Creators Update)。

 ここでは主要なPC向けビルドのアップデートをピックアップしてその内容を紹介していく。

スタート

 スタートで透明化を有効化している場合に、アクリル調のデザインを適用。フレームが縦/横/斜めにリサイズ可能になりフレームの端を掴みやすいように、グリップ箇所のリサイズも行なわれている。タブレットモードへの移行もスムーズになった。

アクションセンター

 ユーザーからのフィードバックをもとに、冒頭の画像にあるように、アクションセンターのデザインを変更した。表示される内容をわかりやすくするために、情報の分離化と階層構造を取り入れた。また、アクションセンターにもFluent Designが適用された。クイックアクションの見た目は、「設定→システム→通知とアクション」から変更できる。

Edge

 標準ブラウザEdgeのお気に入りのWebサイトをタスクバー上にピン留めできるようになった。ピン留めはEdge内の設定メニューから行なえる。

タスクバーにEdgeのお気に入りをピン留めできる

 Edgeでは以下のような改良も行なわれている。

[F11]キーでフルスクリーンモードに移行可能に。ショートカットキーだけでなく、設定メニューにフルスクリーン化ボタンが追加されている。フルスクリーンを解除するには、また[F11]キーを押すか、画面右上端にカーソルを持っていくことで、フルスクリーン解除ボタンがスライド表示されるようになっている
EdgeのEPUB電子書籍閲覧機能として「注釈」を追加。4色のハイライト、下線、コメントの追加ができるようになった
ノートも追加できる
ノートは編集/削除可能

Cortana

 パーソナルアシスタントのCortanaのリマインダー機能を強化。ユーザーが今後参加予定のイベントのポスターなどをカメラロールに収めていた場合に、Cortanaに写真へのアクセス許可を与えていれば、リマインダーを作るようにユーザーに提案するようになった。また、次のイベントのために飛行機の写真を撮ったような場合、Cortanaはリマインダーを作るかどうかをユーザーにたずねるとしている。

Cortanaがカメラロール内にあるイベントのポスターなどから、イベントのリマインダーを作るように提案
Surface Pro 4/Book/Studioといったデバイスのペン機能で投げ縄ツールを利用して、公開日が記載された映画の宣伝画像の日付部分などを丸く囲むことで、Cortanaが自動的に予定として認識してフォローアップする機能も追加された

日本語関連

 日本語版Windows 10にUDデジタル教科書体フォントを追加。Microsoftによれば、UDデジタル教科書体はペンを上手く扱うことで手書き感を生み出せるフォントであり、低視力や失読症のユーザーにも考えられたデザインになっているという。実際に同社の研究によれば、このフォントはテキストの読みやすさを向上させるとしている。

UDデジタル教科書体のフォントが追加
日本語入力の予測候補がCreators Updateのときよりも、文脈に近いものを表示するようになった
EdgeのアドレスバーやBingサーチから検索するさいに、予測候補のウインドウが表示されなくなった

 このほか、Edgeの入力フィールドにフォーカスがいっている場合に、IMEパッドやIMEユーザー辞書ツールが起動しなかった問題などを修正している。

タッチキーボード

 タッチキーボードの形状に、スマートフォンタイプの小型キーボードを追加。スマートフォンでの操作に慣れたユーザー向けに、片手でも入力可能なデザインを採用した。ただし、現時点ではUSキーボードでのみ利用できる。

スマートフォンタイプのタッチキーボード
タッチキーボードに予測変換機能を追加。UWPアプリで利用できる。現時点ではUSキーボードでのみ予測変換を利用できるが、対応言語は順次追加予定

その他

手書き機能が強化され、より操作性が向上。ペンを探す機能、ペンによるスクロールが可能に
テキストボックス内で[Windows]+[.]または[Windows]+[;]キーを押すことでEmojiパネルがポップアップ表示され、簡単にEmojiを選べるようになった
Peopleからのシェア機能として、クリップボードにWebサイトやStoreといったリンク先URLをコピーする機能を追加
フォトやGrooveミュージック、映画&テレビなどのアプリにおいて、フォルダが含まれていないことでときおりローカルのメディアファイルが見つからなかった問題を解消。ストレージスキャンの後でUWPアプリからファイルを見ると、関連性のあるフォルダを見つけた場合に、それらのフォルダを含めるかユーザーにたずねるようになった