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HP、160TBのユニバーサルメモリを搭載した「メモリドリブン型コンピュータ」の試作機を公開

 Hewlett Packeard Enterprise(HPE)は16日、研究開発を行なう「メモリドリブン型コンピュータ」の新たな試作機を公開した。

 メインメモリとストレージが融合した「ユニバーサルメモリ」は合計して160TBにのぼり、ARMv8アーキテクチャのSoC「Thunder X2」を搭載する。公開された試作機は40のノードから構成される。最適化されたLinuxベースのOSを採用し、ノード間の接続は高速なフォトニクス/光学通信で行なわれる。

 160TBのユニバーサルメモリにより、メインメモリの制約を受ける従来アーキテクチャに対し、特に目覚ましい性能を発揮するという。

 HPEは高いスケーラビリティにより将来的には4,096YB(ヨタバイト)までの拡張をも構想しており、それほど巨大なメモリとなれば、従来からは考えられない処理が可能になり、産業や社会をも変える可能性があると同アーキテクチャの重要性を強調する。