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第4世代のMoto G4 Plusは使い勝手が大きく向上

~充電15分で6時間駆動/高速指紋認証/ダブルAF機能搭載

今回発表された「Moto G4 Plus」を手に持つ、Motolora MobilityのAP/中東地域 プロダクト・オペレーションズ・ディレクター兼モトローラ・モビリティ・ジャパンの社長を務めるDanny Adamopoulos氏(左)と、Motolora Mobility プロダクト・マネジメント・ディレクターを務めるAllison Yi氏

 モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社は13日、都内にて記者発表会を開催し、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「Moto G4 Plus」の国内発売を発表した。

Moto G4 Plus。左はホワイト、右はブラックモデル
背面

 Moto G4 Plusは5.5型フルHDのハイエンドスマートフォンという位置付けとなる。そのスペックや外観などについては別記事で紹介しているので、そちらを参照して欲しい。ここでは記者発表会の内容をお伝えする。

第4世代のMoto G4 Plusは15分の充電で6時間使用可能。高速指紋認証機能やダブルオートフォーカス機能を搭載

 「全世界で約1,300万人のユーザーがMoto Gシリーズを利用している」。Motolora MobilityでAP/中東地域のディレクションを行ない、モトローラ・モビリティ・ジャパンで社長を務めているDanny Adamopoulos氏は冒頭でそう述べた。Motolora史上もっとも成功した製品が“Moto G”だという。

 Danny氏はMoto Gシリーズの成功の理由として、Motolora MobilityがウェアラブルデバイスやVRなどの革新的な製品を作り出せる土壌があること、消費者が本当に必要とする実効性のある技術を投入していること、そしてユーザーの要求を常に中心に置いていることの3点を挙げ、今回のMoto G4 Plusについて大きな自信を見せる。

Motolora Mobilityにおける成功戦略
Moto Gシリーズの歴史。2013年に第1世代が発売され、今回で第4世代目となる

 次いで登壇したMotolora Mobilityでプロダクト・マネジメント・ディレクターを務めるAllison Yi氏は、良質なスマートフォンは何かという自らの問いに「デザインが全てである」と断言。第4世代のMoto G4 PlusはこれまでのMoto Gらしさを損なわずに、ポケットに入る厚み7.9mmの薄型筐体を採用し、流線型かつエッジに丸みを持たせたラウンド形状によって、片手で操作しても滑り落ちないデザインを採用したという。

 Moto G4 Plusでは、バッテリを容量を20%増量し、15分の充電で6時間の駆動を可能にする「TurboPower高速充電」(付属充電器で利用可能)も取り入れており、これまで以上にユーザービリティが向上していることも訴えた。

 このほかYi氏は、750ms以下でロックを解除できる指紋認証機能の高速性についても説明し、1日当たり平均85回のロック解除が行なわれるというスマートフォンにおいて、セキュリティの向上とすぐに使える迅速さを兼ね備えたことをアピールした。

SoCはオクタコアのSnapdragon 617(1.5GHz)、GPUはAdreno 405(550MHz)
厚みは7.9mmと薄く、手に馴染む流線型のデザインを採用。角には丸みを持たせている
バッテリ容量は3,000mAh、付属の専用充電器によるTurboPower充電を使えば、15分充電で6時間利用可能
タッチしてから750ms以下ででロックを解除する指紋認証機能

 Moto G4 Plusでは背面カメラにレーザーとPDAF(象面位相差オートフォーカス)による2つのオートフォーカス方式を採用した1,600万画素のカメラを搭載しており、昼夜問わず鮮明な写真を撮れるようになっているという。また、画像品質規格のDxOMarkではiPhone 6s Plusよりも高い84点のスコアを記録したとする。

 カメラセンサーの単位画素は1.3μmで、開口部f2.0と明るいレンズを採用。画像堆積技術も備え、光量が少ない環境でも良好な撮影を可能とする。また、撮影モードとして「プロフェッショナルモード」を備えており、露出やISO感度など、細かな設定を可能とした。

 これ以外にも、第4世代の新しい機能として、本体を持ち上げた際に着信音を停止するモードや、本体を裏返すことで呼び出し音や通知音などを消音する機能を搭載している。

1,600万画素の背面カメラは、レーザーとPDAF(象面位相差オートフォーカス)による2つのオートフォーカス方式を採用する
f2.0と明るいレンズを搭載。カメラセンサーの単位画素は1.3μm。画像堆積技術も備え夜間の撮影も強いという
撮影設定は詳細に詰められる
本体を持ち上げた際に着信音を停止する機能や、本体を裏返して呼び出し音/通知音を消音する機能を新しく搭載

 Danny氏は今回のMoto G4 Plusを投入することで、日本市場におけるMotoloraブランドの再活性化を狙っているとし、第3世代のMoto Gよりも販売経路を増加させたことを説明。今回はMVNOだけでなく、Amazonや楽天などのECサイトでの取り扱いを行なうほか、量販店にも投入するという。

 Danny氏によれば、年末にまた大きな発表があるそうで、新製品の投入をほのめかしていた。もしかしたら今回国内で発表されなかった中位モデルの「Moto G4」が登場する可能性がある。

今回はAmazonや量販店でも発売
次期OSのAndroid Nougatのアップグレードも行なわれる予定
本体色はブラックとホワイトの2色。メモリ2GBでストレージ16GBのモデルと、メモリ3GBでストレージ32GBのモデルを用意する
ストレージ16GBのモデルは税別32,800円、32GBモデルは同35,800円