やじうまミニレビュー
2,750円でケーブル完全収納。3COINSの丸型タップは外出先で重宝する
2026年7月24日 06:04
3COINSが販売している丸型電源タップは、リール構造により電源ケーブルを巻き取って収納できる、モバイルユースを前提とした電源タップだ。USBポートも搭載しており、外出先でマルチに使える一品だ。
モバイル向けの電源タップは、電源ケーブルを収納するための機構が用意されていることが多いが、内蔵のリールで巻き取るという、ある意味で直球な機構を持った製品は珍しい。実機を購入して使用してみた。
電源ケーブルを完全に巻き取って本体内に収納できる
本製品は電源コードを巻き取るリールの天板部に、2基のコンセント口と、複数のUSBポートを搭載した設計になっている。ボディの表面積はCDの直径よりも若干小さいが、そのぶん厚みは約5cmとかなりある。
厚みがある理由は、電源コードの全長が約1mと、この手の製品の中ではかなり長い部類に入るからだ。約1mもの長さがあれば、足元にあるコンセントからデスク上に引き出したあと、デスク上でさらに置き場所を移動させられる程度の余裕がある。
そもそも一般的なモバイル向けの電源タップは、ケーブル長を優先して収納のための機構を省いているか、あるいは収納ギミックありきでケーブルに十分な長さがないか、そのどちらかであることが多い。本製品のように、1mもの長さのケーブルを完全に収納できてしまう製品はかなりレアだ。
またケーブルの巻き取りも、ハンドルのようなギミックこそないものの、本体の下半分を握って上半分を回転させることで、手軽に巻き取ることができる。ボディは厚めだが、実際に試した限りでは引っかかりもなくスムーズで、設計は洗練されているように感じられた。
USB PDには非対応。ノートPCには別途充電器が必要
一方、USB周りはどうだろうか。最近の電源タップ、特にモバイルタイプはUSBポートを搭載するのが当たり前になっており、本製品もその例に漏れず、USB Type-Aポート2基に加えて、USB Type-Cポート1基を搭載する。
しかし本製品のUSB Type-CポートはUSB PD非対応で、最大出力は15W(5V/3A)と、ごく一般的な給電用途にしか使えない。Aポートと合わせても3.4Aまでと「ひとまずUSBポートを実装してみました」というレベルで、多くを期待するのは酷というのが正直なところだ。
もっとも最近はUSB PDに求められる出力が大きくなっており、つい2から3年前はスマホ用に最適とされていた20WクラスのUSB PD充電器が、いまや非力な部類になりつつあるほどだ。特にノートPCに給電したい場合、中途半端な出力はあっても使い道がないので、十分な出力を持ったUSB PD充電器を自分で選んで組み合わせられると考えれば、決して悪いことではない。
こうした点を総じて考慮すると、本製品はどちらかというと、ノートPC固有のACアダプタと組み合わせて、コンセントからの距離を伸ばす目的で使った方が真価を発揮できるだろう。そのうえでUSBについては、低出力での給電専用で、どうしても一定以上の出力を求める場合のみ、別途USB PD充電器を調達し、合体させて使うことになるだろう。
ケーブルを手で束ねての撤収が煩わしい人向け
以上のように、3COINSで販売されているこの製品、実売価格も2,750円とリーズナブルで、外出先でケーブルを手で束ねての撤収が煩わしいと感じる人におすすめできる製品だ。前述のようにUSB PDには対応していないので、ノートPCなどの充電には別途USB PD充電器を用意する必要があり、そこをどう判断するかだろう。
使い勝手の部分で若干気になったのは、底面の4つの脚がボディと一体成形の樹脂性であり、ツルツルと滑りやすいことだ。致命的な弱点というわけではないが、滑り止めの脚を貼るなど自身で対策すれば、より使い勝手は向上しそうだ。
































