やじうまミニレビュー
ディスプレイ裏収納ラックで机がキレイに! ゴチャゴチャする電源タップやACアダプタを死角で整理
2020年11月7日 09:50
サンワサプライは、ディスプレイの裏にACアダプタなどさまざまなものを置くことができるラックを4種類発売した。今回はそのなかでも一番大きな27型以上向けの3段タイプ「200-STN048」を購入したので、使用感を紹介していく。
ちなみに種類と価格は以下のようになっている。
- 「200-STN045」22型以上向け/2段(3,980円)
- 「200-STN046」22型以上向け/3段(4,580円)
- 「200-STN047」27型以上向け/2段(4,580円)
- 「200-STN048」27型以上向け/3段(5,080円)
製品はサンワサプライの直販サイトのほか、Amazon.co.jpでも購入できる。筆者はAmazon.co.jpで注文し、翌日には味気ない段ボールのパッケージとともに届いていた。
組み立ては20分くらいあれば終わるだろう。金属のフレームに対して、木製の棚板をネジで留めていくだけだ。なお、工具は含まれていないので、自分でプラスドライバーを用意する必要がある。
それぞれの棚板は4点のネジで支えられることになり、説明書によると1枚あたりの許容荷重は2.5kg。全体では7.5kgを支えられるとしている。
フレームには6箇所のネジ止め位置が用意されており、好みに応じて棚板の高さを調節できる。1つ飛ばしで8cmほど、2つ飛ばしでは13cmほどの高さが得られるようになっており、今回は1つ飛ばしと2つ飛ばしで設置してみた。
取り外すこともできるが、何度もやるとネジ穴が削れて支点が弱くなってしまうと思われるので、一発で位置を決めておきたい。
完成させてみると、かなりがっちりとして頑丈な印象だ。本体サイズは約600×130×310mm(幅×奥行き×高さ)。前述したとおり、棚板1枚で2.5kgまで許容できるとしているが、3kgの鉄アレイを載せてみても十分に支えられている。5kgの鉄アレイを載せてもすぐに棚板やネジがゆがむことはなかったが、やはり安全のために規定値を守ったほうが良いだろう。
本製品を活用する人の多くは、ケーブルのうっとうしい電源タップを載せると思われるので、サンワサプライの10個口電源タップ「TAP-SP2110-1」で試してみた。この電源タップは上面と側面にコンセントがあるので、今回の棚にはおあつらえ向きである。
以下の写真のように、1つ飛ばしで棚板を設置した場合は8cmほど高さに空きがあるので、Wi-Fiルーターなどの小さい直づけACアダプタは問題なく設置できる。
ただ、普通の電源プラグをタップの上に差すと、ケーブルが引っかかってタップが入りきらなくなる。この場合、側面に挿せば問題ないが、側面にコンセントがないタイプのタップを使っているなら、2つ飛ばしで設置した棚にタップを置く必要が出てくる。
次に、実際にディスプレイの後ろに置くことを想定して設置してみた。筆者は自宅でおもに31.5型ディスプレイを活用しており、幅が70cm強あるので結構大きい。そのため、幅が60cmの「200-STN048」がすっぽりと後ろに隠れることになる。
本製品の棚板のくぼみ部分をディスプレイのスタンドに合わせるように設置すると、思いのほかぴったりとディスプレイに寄せることができる。デスクの奥行きを無駄に消費せずに済むのは好印象だ。
実際の利用環境を想定して、Wi-Fiルーター、ケーブルがたくさんつながった電源タップ、ACアダプタ、USB充電器、HDDケース、おまけにGoogle Nest Miniを置いてみた。棚板のくぼみまでの長さは20cmくらいなので、それなりの大きさのものも置ける。写真は掲載していないが、Synologyの2ベイNAS「DiskStation DS220j」を置くこともできた。
本製品は、やはり電源タップやACアダプタといったごちゃごちゃしがちなものをまとめられる点がなによりも便利である。USB充電器を置けば、頻繁に使用する充電用ケーブルを近い位置に垂らしておけるし、活用方法はさまざまだ。デスク周りにほとんどスペースはないが、少しでもケーブル類をまとめたり、整理してきれいに見えるようにしたい、という人には非常に有用な便利アイテムである。