インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、「ディアブロ4」の時代に初代「ディアブロ」デビュー。思い入れが強すぎてすでに暴走気味

 こんにちは、黒田瑞貴です。今回は1996年にBlizzard Entertainmentから発売された「ディアブロ」をプレイしていきます! WindowsとMacintosh用に開発されたアクションRPGで、2023年にシリーズ4作目の「ディアブロIV」が出たことから、知っている方も多いのではないでしょうか。

 プレイヤーは3つの職業から選択し、毎回ランダムで生成されるダンジョンと、クエストを攻略しつつ、最終的に魔王ディアブロを倒すのが目標となっています。シングルプレイとマルチプレイが存在し、マルチプレイのみ難易度設定が可能で、高難易度のほうがより良いアイテムが出やすく、プレイヤー同士のアイテムの売買や、トレードも可能になっています。1人でもマルチプレイは潜ることができます。

 マルチプレイがまだ当たり前じゃなかった時代に、MORPGの先駆けになったゲームがこの初代ディアブロです。そしてちょうど1月に本家Battle.netでDiabloが変えるようになりました。私は今回、Battle.netから1,340円で購入しました!

レトロゲームのプレイにはマウスコンピューターさんの「G-Tune P6-I7G50BK-A」を利用させていただいています。主な仕様は、Core i7-12650H、メモリ16GB、GeForce RTX 4050 Laptop、SSD 500GB、16型フルHD/165Hz液晶を搭載しています

 私が初めてハマったゲームがBlizzardの別タイトル「ウォークラフトIII」でした。小学生の時はほぼ毎日プレイしていて、初めてマルチに行った日ボコボコにされ、味方にも暴言吐かれまくって、しばらくオンラインにいけなくなったのは、今でも良い思い出です。ゲームの面白さ、ネットの怖さ、煽り耐性、私は全てBlizzardのゲームから学びました。

 毎回、記事の冒頭のゲーム説明部分は調べたりするんですが、今回私の推しゲーム会社と言うことで、何も見ずともスラスラ書けます。オタク特有の、好きなことは早口のやつです。皆さんにBlizzardとディアブロの良さを布教できるなんて、なんていい仕事なのだろう……。ということで、今回はいつもよりもさらに偏った、私の偏見しかない攻略記事をお届けしていきます!

タイトル画面

 ゲームを起動したんですが、ここで早くも問題が。配信に載せるためにゲーム画面をキャプチャしたいのですが、ウインドウモードがなく、メインモニターに強制的に全画面表示になります。Altキーを押すとゲームが閉じてしまう問題もあり、配信のシーンを作るのはちょっと手こずるかも知れません。

 公式のBattle.netで購入したものだと、拡張パック(Hellfire)でこの問題が解決できたのですが、他のネットにのっている当時のパッチは全てデッドリンクになっていました。普通にプレイするだけならなんの問題もないので、配信しない方は気にしなくても大丈夫です!

 まずはシングルプレイでキャラクターを作っていこうと思います!

ホーム画面

 シングルプレイのボタンを押すと、ウォリアー(剣士)、ローグ(弓使い)、ソーサラー(魔法使い)の3つから職業を選ぶことができます。

 ウォリアーは近接戦闘で、剣と盾を装備できます。3つのクラスの中で1番HPが高く、敵に囲まれてもなんとかなる感じは、初心者でも扱いやすいオーソドックスな剣士だと思います。

ウォリアー

 次に、ローグ。遠距離攻撃が得意で、弓矢で戦います。唯一の女性キャラクターで、防御力、腕力ともにスタート時は中間の数値で、バランス型と言えるでしょう。

ローグ

 そして最後にソーサラー。もう大体Blizzardのゲームは、ソーサラーが最強です(偏見)。上記2つの職業と異なるのは、マナを消費し戦う点。さまざまな魔法を覚え、派手な攻撃が繰り出せる反面、防御力は紙なので立ち回りに気をつけたいといった感じです。ただ、やっぱ攻撃が派手だし、火力もある! マルチでは花形ですからね。私はソーサラーで行くことにしました!

ソーサラー

 職業を選び、名前を決めたら、最初の町にスポーンします。第一村人を発見したので、話しかけてみると……、分かってはいたけど英語! しかも長文! しかも全て大文字、改行なし!

 NPCが音声でしゃべってくれているんですが、語学力ゴミすぎて読み終わる前にページが終わります。なんとなくこの世界の歴史的なことを話してくれているんですが、細かいことはさっぱり……。まぁ、それでも楽しいのがディアブロなんですが!

 このゲーム、PC版に日本語版はありません(PS版は対応)。当時本作の発売が圧倒的に遅れて、コードとリソースを綺麗にする時間がなかったみたいです。と言っても、「Blizzardが発売時期を守ったことなんて今まであったか?」と思いましたが、それでもギリギリまで戦っていたんでしょうね……。

 ファンの中では、「発売します」と言ってから、本当に発売されるまでの年月を“Blizzardタイム”って呼んでたりします。それくらい発売日は守らないで有名なんですが、その結果とんでもなく面白いゲームが出てくるので、何年でも心待ちにしちゃうんですよね。Overwatchが完全日本語対応ってなった時、本当に感動しましたもん。感動しすぎて、ローカライズ担当していた日本のスクエニの方に、直接感謝を述べに行ったくらいでした。

 話しが少しそれてしまいましたが、洋ゲーに翻訳なんて求めちゃいけないよね。ちなみに町の住人は、どの人もこれくらい長尺で話してきます。これは英語を学ぶいい機会なのでは、とすら思えてきました。さすがBlizzard、初代ディアブロは英語教材としても、遊びながら学べて、大変良いものだということがゲーム開始1分で伝わってきました。

 自分の語学力のなさを痛感しつつ、良い機会なので頑張って読みながら進めていこうと思います。勉強にも前向きになれる、推しの力ってすごい!

長すぎるNPCの話

 町にはヒーラーおじいさん、武具屋のおじさん、魔法系全般取り扱うお姉さんなど、よくいる役職のメンバーが勢ぞろいしてます。町外れの方には、何を売ってくれるか言わないのに、前払いでお金を要求してくるお兄さんもいます。怪しすぎるけど、ダンジョンで手に入れた闇のアイテムを売ってくれます。

 この町のメンバー、ディアブロをシリーズでプレイしてる方にはお馴染みのキャラクターたちになっていて、死なない限りはシリーズに毎回出てきます。最初気が付かなかったのですが、ディアブロIIIで生き埋めになってたケインおじいが、ここではアイテムの鑑定や、アドバイスをくれる村人として登場しています。悲しいですがIIIで亡くなってしまったため、最新作には登場していませんが、シリーズを通してNPCに思い入れができるのも良いですよね。

町の住民たち

 宿屋で話しかけると、最初のクエストが出現しました。教会の前にいくと早速、人が死んでいる( 'ω')!! 物語は英語でほぼ分からないが、人が死んだということは、きっとなにか大変なことが起こっているんだろう……(小並感)。

 町の住人に話しかけることで、共通で出現するクエストと、ランダムで発生するクエストがあるようで、今回は“THE BUTCHER”と“POISONED WATER SUPPLY”が出ました。

教会の前で死体を発見

 受注したクエストはクエストボードに溜まっていき、いつでも確認できます。28年も前のゲームなのに、UXもUIも良いんですよね。この辺さすがなんですよ。いろんなゲームが、これを参考にしたのが分かります。

クエストボード

 先程の死体の先にあるダンジョンに入ると、1階から結構な広さでびっくりしました。Tabキーでマップを表示できて、一度歩いたところはマップに書き足されていきます。マップ覚えられない私でも、これなら安心。

TABキーでマップ表示

 ダンジョン内には、シンプルに通ると作動する罠や、アイテムをドロップしてくれる墓石、敵が入っているかもしれないけど、アイテムかもしれない樽などさまざまなギミックがあります。1つ1つ集めながら先に進みます。

 自分の職業以外のアイテムもドロップするので、試しにソーサラーの私がウォリアー用の斧を使ってみたんですが、非力なソーサラーでは攻撃速度が遅く、やはり適正武器が良いみたいです( 'ω')! 要らない武器はお金にできるので、できるだけ持って帰って換金することにします!

アイテムドロップする墓地

 敵を倒しながら進んでいくと、なんと宝庫が!!! 床一面のお金とアイテム!!! この部屋もランダムで出現するので、この時は運が良かったです!

宝庫発見

 しばらくゲームを進めて、装備も少しずつ整ってきました。ダンジョン内でドロップする武器や防具にもレア度があり、コモンの白色には付加価値がないのですが、その上からは鑑定することで、例えば、HP+5とか素早さ+7とか、その武器の付加価値を知ることができます。このランダム要素も、沼要素ですね……。武器ガチャ、燃えますよね……。MMOとかでとんでもない装備のやついて震える体験、みなさんもあると思うんですが、ここがそれですね。

装備と武器

 町のアイテムショップでは、白色、青色がそれぞれ購入後装備できます。赤色になっているアイテムは、必要ステータスが足りていないなどの理由で、今は装備できない商品になっています。ショップの内容もランダムなので、毎回見て良いアイテムを探すのも楽しいです!

アイテムショップ

 モンスターを倒していくと経験値がもらえ、レベルが上がります。また、1つレベルが上がるごとに、ステータスに数値を追加で割り振ることができます。割り振れるステータスは全部で、STRENGTH(筋力)、MAGIC(魔力)、DEXTERITY(素早さ)、VITALITY(体力)の4つです。

 ウォリアーはSTRENGTH、ローグはDEXTERITY、ソーサラーはMAGICと、それぞれ優先して上げた方がいい数値はあるものの、ここは個人の自由。現に私はソーサラーを使っていますが、ほぼ殴りで戦っています(笑)。

 ヒーラーに会えば無料で回復してもらえるHPと違い、マナは時間経過かアイテムでしか回復しないので、雑魚敵に無駄な魔法は使えません。なので、魔法の杖で殴って戦っています。マナ回復できる魔法とか、マナ回復の付加価値の付いている武器が出れば良いのですが、こればっかりは運も関わってきますね。

 この辺も考慮して、最初はウォリアーにすべきなのです。モンハンだってそうです。ガンナーは序盤、弾を買うお金がなくてカッツカツ。金策ができない限り、みんなから遅れを取ります。私は今まで全てのモンハンタイトルで、弾と瓶を優しい人々から恵んでもらって生きてきました。だから最初はウォリアーにすべきなのに……、分かっているけど……、抗えない……。

 しかもソーサラーの武器は他の職業よりも高く、魔法を覚えるための本を買う必要もあるので、本当にカツカツです( 'ω')。この際、ステータスを筋力に全て割り振って、ムキムキ物理特化魔法使いにしてやろうかと思ってきました。

レベルが上がるとステータスを割り振れる

 ダンジョンの第2層に来たあたりで、赤く色の付いたモンスターが出現。このモンスターとても硬いんです( ³ω³)。何も考えずに戦うと、この通り。秒で死ねます( ³ω³)。

 私みたいに敵が強いと分かりきった上で、真っ向から勝負を挑み、敗れていく愚か者は絶対にこまめにセーブをしましょう。扉を開けていきなりドーーン! なんてこともあるので、できれば愚か者以外でもこまめにセーブをしておきましょう。1つのデータ(キャラクター)につき、1つのセーブが可能です。

赤色モンスターに注意

 ソーサラーなら距離を取り、敵の攻撃が届かないところから攻撃しましょうね(基礎中の基礎)。

中ボス的な立ち位置?

 新しい魔法も覚えて、回復魔法や、敵ごとに有効な魔法もだんだんと分かってきました。そしてソーサラーを5時間やった私は、唐突に気が付きます。序盤、ソーサラーはきつい(常識)。

魔法が増えてスキルセットが埋まっていく喜び

 ということで、次回からの私はローグに転職しています。弓が有限のアイテムじゃない点と、遠距離で戦える。マナも関係なく体力はタダで回復してもらえるって、もう最強じゃん!!!

 もっとDiabloを掘り下げたいんですが、無駄話をしすぎるせいか既に5千文字に到達しています。今回すごい大好きな会社のゲームを記事にさせてもらいましたが、あれですね、好きすぎて客観視できないんです。語彙力がゼロになってしまいます。好きぃ~! さすが~! しか出てこない……。すみません。

 ウォークラフトIIIが私の人生を変えた一本で、初めて人に誇れるほどランクで上位に上り詰めたのがOverwatch。この2本に出会ってなかったら、今の仕事もたぶんやってないと思います。それくらい、Blizzard社の作るゲームが大好きなんです。

 きっとこれから、これらのゲームの上位互換が出てきても、それらを客観視し、そっちの方がいいって思うことはきっとないです。現にゲーム性やグラフィックなどが進化した、上位互換のようなゲームは出ています。ただ超えないんですよねぇ。それほど衝撃的に、小さい頃からの良い思い出として焼き付いているでしょうね。

 みなさんも今までの私の記事の中で、思い入れのある1本があったと思います。たぶん、それと感覚は一緒です。この連載でいろんなレトロゲームをやってきましたが、出会う順番が違ったら、私は三国志オタだっただろうな、とか今は思ってます。

 ちなみに、もちろんDiablo最新作もプレイしました。最新作はちゃんとソーサラーやってます笑!

 結局何が言いたいかと言いますと、ゲームって色褪せずにいてくれて最高だなってことです。ここにレトロゲームの良さがあると思います。Diablo勢の皆さん、最新作ももちろん面白いですが、そろそろ伸びしろなくなってきた時期ですよね! 新しいパッチ入るまで初代Diablo、触ってみてはいかがでしょうか!

 今回もご清覧ありがとうございました。また次回もお楽しみに~!

963の『ディアブロ』レトロゲーム記事用配信1回目!
963の『ディアブロ』レトロゲーム記事用配信2回目!