インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、「ロマサガ2」で3番目の七英雄「ワグナス」にも勝利!

 こんにちは、黒田瑞貴です。今回も1993年にスクエア(現スクエア・エニックス)から発売された「ロマンシングサ・ガ2」を前回の続きからプレイしていきます! 30年前に発売されたスーパーファミコン用RPGで、この世代を代表するヒット作の1つです! 2016年にはリマスター版が発売され、Wii、PlayStation、iOS版など今でも幅広い世代に愛されている作品。私はリマスター版をSteamで3,259円で購入しました!

 面白さはそのままに、きれいになったOPムービーや追加ストーリーなど、さらにおもしろくなったロマサガ2の魅力を今回も記事にしていこうと思います!

レトロゲームのプレイにはマウスコンピューターさんの「G-Tune P6-I7G50BK-A」を利用させていただいています。主な仕様は、Core i7-12650H、メモリ16GB、GeForce RTX 4050 Laptop、SSD 500GB、16型フルHD/165Hz液晶を搭載しています

 まずは前回の続きから。ストーリーで語られる七英雄の伝説。ゲームを始めると実際の七英雄は救世主ではなく、モンスターを従えた魔物のようになっていました。人々を守るためプレイヤーは立ち上がり、皇帝継承(キャラクターと世代交代)をしながら何百年も七英雄と戦い、意志を継いでいきます。

 すでに七英雄のクジンシー、ボクオーンには勝利。このまま順調にストーリーを進め、何故七英雄が敵になってしまったのか知りたい……。今回は自分の帝国に大学を建て、軍師が仲間になったところからスタートします('ω')!

軍師が仲間になった

 ロマサガ2では、ストーリー進行に合わせ仲間が増えていきます。仲間が増えることでキャラクター(種族)の選択の幅が広がり、より自分の戦闘スタイルにあったパーティーを作ることができます。今回仲間になった軍師は魔力が高いうえに初期から3種類の術法が使用でき、術攻撃に特化しているらしく、中でもコウメイの術攻撃力は作中で最強らしいです('ω')。

パーティーを自分好みに

 また、新しい種族を皇帝にすることで、戦闘時の陣形を増やすことができます。私は軍師以外に、サイゴ族も仲間にできたので、今回はサイゴ族を皇帝にして「ムーフェンス」という防御特化の陣形を獲得しました!

陣形ムーフェンス

 新しくパーティーもできたので、早速地図にできた新しい“追憶の迷宮”というところに行ってみたいと思います!

追憶の迷宮

 移動すると4つの台座に4つの玉。とりあえず1つに触れてみることに。

紫の玉に触れてみる

 触ると突然ダンジョンが出現! 黒の迷宮に入りました! しかも入ってきた入り口は塞がれていて、戻れないです('ω')。

黒の迷宮

 先に進むしかないので、迷路のようなダンジョンをさまよっていると……、なんだか陰陽師のような服装をしたキャラクターが強そうなモンスターと戦っています。「この鬼でも……なかったか」そう言って消えていきました。

陰陽師が出現

 この追憶の迷宮、リマスター版での追加要素になっていて、各ダンジョンで一定の条件を満たせば仲間を増やせたり、アイテムが手に入ったりとなかなか好条件なダンジョンになっています。この時それを知らなかった私は、ただただ迷子になって必死にエントランスに戻りましたが、しっかり意味のある迷宮だったようです……。

七英雄の過去の戦闘を振り返る事ができる

 ダンジョンは赤、青、緑、黒と4つあり、それぞれ七英雄の過去の戦闘を見ることができ、今まで知らされなかった七英雄の過去に触れることができます。先程の陰陽師の謎の発言も、過去の戦闘の記憶の一部だったようです。

 4つ全てのダンジョンにレアアイテムが存在し、赤と黒の迷宮では陰陽師と忍者をそれぞれ仲間に加えられます。各ダンジョン最深部に存在する白い玉に触れることで、エントランスに戻ることができ、何度でもチャレンジできます。

 ストーリーに干渉しないので昔のままのロマサガが良い方は無視することもできますし、行く方にはファンの方にもうれしい秘話的な感じもありで、追加要素としては申し分ないです(^^)。

白い玉でエントランスに戻る

 追憶の迷宮を後にして、帝国に戻ると、情報部から報告が。「武装商船団が同盟を破り、帝国の収入が半分になっている」とのこと。そうでなくても金欠の我が帝国に、収入が半分は困りすぎるのですぐに問題を解決しに行きます。

 完全フリーシナリオと言われるロマサガ2ですが、この情報部があることで私のようなへっぽこ初心者でも、次に何をした方がいいかを教えてくれるのでありがたい存在です。

情報部からの報告

 情報部に居場所まで教えてもらい、モーベルムの基地に向かうと、船長がギャロンというやつがいて商売ができないと嘆いています。ギャロンをやっつけるのが、次の目標になりそうです。船長から言われるままにギャロンのいる場所に移動します。ちなみに、この船長も仲間にできます。私は失敗しましたが(泣)。

船長も困ってるらしい

 言われた場所にいくと、なんかぽいやつがいます。船長のおすすめの陸路で行くと完全に裏から行けるので、側近との戦闘が避けられオススメです!

ギャロンぽいやつがいる

 戦闘をすると、ありえないくらい弱い!!! あっという間に勝利し逃げるギャロンを追いかけます!

ギャロンだった

 追い詰めたところで「俺のバックには七英雄の1人、海の覇王スービエ様がついているんだ!」と言い放ちギャロンは海にダイブ。逃げられてしまいますが、弱いので何度来てくれてもいいと、寛大な心で見送りました。

ギャロン退散

 七英雄の名前が出てきたな……。次はスービエってやつなのか。海の覇王って言ってたし、海にいるのかな……、と予想をたて、まだ未開拓の海へ向かいます。さまよっていると、ヤウダ王国のユウヤンという街につきました。新しい都市です(*'▽')。ユウヤンの建物は瓦屋根で、住民は着物と、日本っぽい街で少しテンション上がります('ω')。

ユウヤンに到着

 ここヤウダ王国はアト王という方が治めているらしく、会いに行くとなぜか因縁をつけられ敵対することに。プレイヤー側は、手を組み七英雄を倒そうと説得しますが、アト王は七英雄ワグナスと組み、帝国を潰す計画をたてます。なんでそうなる! って感じですが、ストーリー上、仕方ありません。

 アト王の配下のものは、王の愚行を見かねて城を去っていきます。しかし側近のセキシュウサイは王の愚行を解りながらも、王を守ることに。

側近セキシュウサイ

 このセキシュウサイすごく良い人で、何度か仲間になれと説得を試みますが「二君に仕えることはできない」と断られ戦闘に。

セキシュウサイと戦闘に

 こんなに良い人、倒すのは惜しい……、と思いながらも一対一のタイマンをすることに。そして、あっけなくやられました('ω')。

 「え、私弱……」。

 これには、ここで負ける人いるんだと、リスナーさんもびっくり。まぁ1番私がびっくりしました。完全に勝つ流れだったので( ◠‿◠ )。セキシュウサイ本人もご無礼をお許しください的な感じだったんで、手加減してくれると思いました。もちろん負けたので、この戦闘でもLP(ライフポイント)は減ります。

普通に負ける

 戦闘後イベントシーンに入り、私が気を失ってる間にセキシュウサイがアト王を逃がします。そして「この王の愚行の責任は、私が取る。」と自害。え……、せっかく私が負けたのに、結局セキシュウサイ死す? 何のためのLP消費か分からないじゃないか!

セキシュウサイ死す

 惜しい人を亡くし、結局無能の王は逃げてしまったので、なんだかもやもやしたままセキシュウサイの家を訪ねると、遺言を預かった孫のジュウベイに出会います。

 ここから仲間にジュウベイを始めとするイーストガードが加わりました! イーストガードは素早さに優れていて、剣、大剣の閃きの確率が高いらしいです! HPが低いのが難点らしいのですが、次回のパーティーから入れてみたいと思います! 先程のダンジョンの陰陽師、忍者、イーストガードで日本パーティーを作るのも面白そうです('ω')!

イーストガードが仲間に加わった

 セキシュウサイの事は心にしまって、アト王と手を組んだワグナスに会いに行きます。ハクロ城最深部まで行くと、いよいよ七英雄ワグナスが姿を現します。

ワグナス登場

 話しかけると、ワグナスが「本番はここからだ」と言い放ち、ハクロ城が一部浮上。アト王の城の上空に、浮遊城が出現しました。すぐにこの浮遊城に行き、ワグナスと戦いたいのですが、浮いているのでマップからは移動できません……( ;∀;)。なにかが必要みたいです。

浮遊城出現

 ここで、そういえば……! と、この時代には発明家の平賀さんがいらっしゃったのを思い出し、会いに行くことに。この予想が見事的中。平賀さんから人力風起こしを受け取ることができました! これで浮遊城まで行けます!

 浮遊城に行くには人力風起こし以外にも、もう1つ方法があり、詩人の楽器を揃えチカパ山の山頂付近で演奏するとで、浮遊城に行けるらしいです! ただこの詩人楽器ルートは5つの楽器を揃えなければいけないので、難易度的には平賀さんルートが楽かもしれません。

人力風起こしをGET

 平賀さんからもらった人力風起こしで浮遊城まで飛ぶと、もう戻ることはできません。なんとなく分かってはいましたが、完全な片道切符('ω')。

浮遊城に到着

 城の中はもちろんモンスターがはびこっていて、戦いながら前に進みます。迷路というよりは、シンプルに建物が大きい印象でした。

城内での戦闘

 城内の中でも特に大きいモンスターが、後半に出てくる氷竜です。他のモンスターと違い、向こうから近づいてくることはなく、こちらからアタックしなければスルーできます。

氷竜の出現

 無視をしても、特にこれと言ったデメリットはないのですが、記事ですのでアタックしていこうと思います! 戦闘フェーズに入ると今までで一番大きいアイコンがどーーん! 迫力があってかっこいいです!

氷竜戦闘フェーズ

 戦闘は予想通りボコボコ(^^)。2回行動な上に、毎回999の回復が入ります。もちろん即死系の技や麻痺なんかも効くわけもなく、いや〜強いです。立て直せないくらいボコボコにされて、LPもガンガン削られるのでいったん諦めることに。見れただけで満足です('ω')。もし倒すことを視野に入れるなら、氷特化の防具を持ってきたほうが良さそうです(ミトンなど)。何もなしで挑むには無謀すぎました。

999の回復と2回行動

 氷竜を後にして少し進むと、ついに出てきました七英雄リーダーの“ワグナス”です! 話しかけると「ここまでは楽しんでいただけたかな?」。ワグナスからのこの質問に「十分楽しんだ」と「ぜんぜん楽しくない」で答えると戦闘が開始します。「もう帰る」で答えてしまうとユウヤンに戻されてしまうので、ここは戦いに来たので注意しましょう!

ワグナス登場

 戦闘フェーズに移行すると、初めて見るワグナスの全貌! 蝶の羽のような手足に、上半身裸の女性、そして首元の羽衣から後光が差し込んでいます。見た目がまさに強敵のそれですね('ω')(笑)。すごくいいです!

ワグナス戦闘シーン

 ワグナスかっけ~! さすがリーダー! と思っていたら、熱風→サイコバインドの攻撃で、たった2ターンでパーティー全滅(笑)。つ、強すぎやしませんか。

パーティー全滅

 もう一度同じ条件でやってみましたが、相手の体力は20,001。明らかに無理ゲーなので、いったん今できる装備や対策を考え作戦を練ることに。

 まず熱風、ファイアーボール、ファイアーストームこの火属性の攻撃をどうにかしたいので、なべつかみなど耐火防具を身にまとっていきます。このとき、装備を耐性重視にすると防御力がかなり下がってしまうんですが、ロマサガ2はそれでも耐性を取ったほうが良いみたいです! 「防御力が高ければ、なんでも完封できるっしょ!」ではないみたいです。

 次に術のセルフバーニングで私は凌ぐことにしました。セルフバーニングをはれば、火炎系攻撃は無効になり直接攻撃にはカウンターになります。これはめちゃくちゃ良い!!! ただ全員が持っていないので、持っていない人に攻撃が当たらないことを祈ります……。

 そしてダメ押しの陣形はムーフェンス。スピードが下がり攻撃順が遅くなりますが、ダメージを半減することができます! これはすごい!

対策考えないと流石に無理ゲー

 攻撃面では皇帝(サイゴ族)にマシンガンジャブ、ホーリーオーダー(男)に音速剣、ほかは回復と金剛力で少しでも火力を上げることに専念。とにかく誰も落ちないように回復メインでまわしました。

強敵すぎる

 すると、さっきの2ターンで全滅したのが嘘のように、なかなか戦えています! サイコバインドというかなり強力な技も撃ってきますが、連発ではないため立て直しもききます。火の耐性をつけるとこんなにも変わるのか……。今まで装備の属性をみて来なかったので、ここでまた1つ覚えました。

 そして戦うこと数十分。なんとワグナスに勝つことができました(;_;)!

ワグナスに勝利

 これでクジンシー、ボクオーンに続き3人目の七英雄を倒すことができました!

ヤウダ地方も安全に

 ロマサガ2は難しいゲームと言われていますが、プレイヤーの成長曲線にあわせてゲームも深さを出してきてくれるので、この深みにはまる人が続出するのも納得です。最初は敵がずっと強くて難しい!!!! だったのが、今は氷竜は氷耐性持っていかなきゃなのに、その後のワグナス戦炎耐性だもんな~バック圧迫するし難しいな……、といった感じに、どんどん最適化するけど、今度はまた別の問題が起きてと……、このバランスが素晴らしい。

 フリーシナリオで自由にマップを行き来して、好きな順番で敵と戦ったり、イベントを起こしていくことで、自分の手でストーリーを動かしている感じが、RPGなのにすごくするんです! たしかに難しい、でもただ難しいだけじゃないロマサガならではの魅力がここにあります! みなさんもぜひ懐かしくなったら手にとって見てください(^^)。

 それでは今回もご清覧ありがとうございました! 次回もお楽しみに!

次回もお楽しみに
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