インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、「信長の野望・全国版」に挑戦。島津貴久の重大事実に気づき、早速リセットを決意

 こんにちは、黒田瑞貴です! 今回からレトロゲーム企画15本目のタイトルに挑戦していきます〜! タイトルは1986年に光栄(現株式会社コーエーテクモゲームス)より発売された「信長の野望・全国版」です!

 PC‐8801用の歴史シミュレーションゲームで、同社の"信長の野望シリーズ"の第2作目として発売されました。プレイヤーは戦国時代に生きる名立たる武将の1人になり、北は蝦夷、南は九州まで戦いながら全国統一を目指します。

 言わずと知れた超人気作のこちら、対応機種を調べたのですが、PC-8801、X1、PC-9801、FM-7、MZ-2500、MSX、MSX2、ファミリーコンピュータ、X68000、Amiga、PC/AT互換機、Classic Mac OS、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン、SUPER CD-ROM2、PlayStation、iモード、Windows 98、XP、Wii、iOS、PlayStation 3、PlayStation Portable、Wii Uなどなど。そのほかにもまだあります。

 対応してないものないんじゃないかって量でした……。これがシリーズの作品ごとにあるので、本当にすごいです。圧倒的。そんな今作、私はSteam版を1,320円で購入しました。気になった方は、ストアページぜひ覗いてみて下さい('ω')。第1作が今年40周年を迎えた大型タイトル「信長の野望」の魅力をゲームプレイを通して深堀していこうと思います!

信長の野望・全国版タイトル画面

 ゲームを起動していくと、レトロっぽい8bit系の音楽が流れてきます。この「信長の野望・全国版」音楽はなんと菅野よう子さんが担当しているらしく、最近三國志をプレイしていたのでその辺も気になるところ! 私のようなアラサー世代には、三國志担当してた人と言うよりは創聖のアクエリオン、マクロスFの方がピンと来るかも知れませんが、ゲームが気になるのでとにかく早く始めちゃいます!

【タイトル画面に顔はめがあったので、はめておきました。】
【信長の野望】

 ドット絵のタイトルを抜け、NEW GAMEを押すとまずは最初の設定です。

  1. 17カ国、50カ国、どちらで始めるか。
  2. コンピュータ同士の戦いをみるか
  3. 方言モードON/OFF
  4. 何人プレイか

 私は50カ国で、コンピュータ戦なしの方言モードONで、1人プレイを選択。次に、国の担当、大名の選択に移ります。

50カ国もある中から選ぶ

 今は47都道府県ですが、この時は50もの国があったのですね……。私の出身地、蝦夷もちょこっとマップに入ってます。あと埼玉にも住んでいたんですが、戦国時代では武蔵国ですかね?。歴史を全然知らないので、間違っていたらすみません。ここで"彩の国埼玉!"って小学校で教わったアレなんだったのって疑問が脳裏によぎったんですが、脳内で留めておくことにします。

 第25国の尾張で主人公の織田信長いっとくか、とも思ったんですが、北条など隣接する武将が強いので、ここは以前「天下統一」でお世話になった、島津さんでプレイしていこうと思います。

 島津さんの良いところは、火力があって近くにやばい奴らが居ない事ですね。最近プレイした三國志でも、劉焉という中国の端っこを陣取っているおじいちゃんでやりましたが、結果的に初心者向けで初見で統一までできましたし('ω')! ということで、第50国薩摩大隅の島津貴久に決定しました!

 ちなみに今回の信長の野望も、とんでもない無知でプレイしておりますので、温かい目で見ていただき、初心者おすすめ武将などを配信コメントなどで教えていただけると幸いです。

島津貴久に決定

 大名を決定すると名前を自由に決められます。漢字にも対応していて雰囲気が出て嬉しいのですが、かな入力なので少し手こずります。頑張って自分の名前を入力し、島津瑞貴にしてスタートです!

 と、島津瑞貴にしたつもりが、決定を押したら「瑞貴貴久」になってる。待って!!! これじゃ始められない!!! と史上最速のゲームオーバーをして、作り直します。貴久残しなのね……。それなら黒田の方を入力したのに……。名前を決めるだけで手こずっていてこの先大丈夫なのかと思いますが、今度はしっかり黒田貴久にすることができました。

名前入力に手こずる

 大名黒田が誕生し、次は各要素を決めていきます。健康、野心、運、魅力、IQがあり、隣にある数字がランダムで回っています。この値が高ければ高いほど、全国統一の素質があるという事ですね!

 この数値完全に目押しなんですが、納得のいくまで何度もトライはできるので、私は合計値が450を超えたところでストップしました! なかなかいい値な気がします('ω')!

目押しで要素を決めていく

 各設定が終わり、難易度を1~5までで選び、全てよろしいですか? に答えると、いよいよゲームがスタートしていきます!

全国統一のための戦国時代がスタート!

 まずはコマンドの確認。ズラァ~っと22個もありますが、もうここでビビる私ではありません。天下統一、三國志で多すぎるコマンドには慣れました! このコマンドの量がレトロゲームでは普通なのですね( ◠‿◠ )? 感覚狂ってきます!

 1年が春夏秋冬で4ターンに分かれており、1ターンにつき、1回命令ができる仕組みになっています(セーブなどは1回に含まれない)。

22個のコマンド

 まずは内政をしていきます。こういう系のシミュレーションゲームは最初は内政と決まってるんだ('ω')!!!

 開墾、治水、町を造る、施しが主なコマンドです。開墾は数値が上がりやすく、上がった数値や、国や大名のステータスはいつでも画面右側で確認することができます。治水は上げるのが難しく、お金も兵糧もふんだんに使えるようになってからでないと、上げるのが難しくなっていました。

右側でステータスの確認ができる

 内政の中で、ほかには年貢の改定を早めにおこなっていきました。これが吉なのか凶なのかわかりませんが、失敗して学ぶタイプなのでガンガン行こうと思います! 初期値は20ですが、とりあえず50まで数値を上げました。薩摩のみんな頑張ってくれ! 反乱も起こさず素直に従ってくれ……、と祈りつつの税率30アップです。

 内政でちょっと国を潤したので、もうここで戦いに行っちゃおう! この間にも関東では大混戦が起きています。九州にいるからといって、もたもたはして居られません('ω')!

 まずは戦地視察。敵国のステータスを見ていきます。49国日向の「伊藤」。この時点で私は、伊藤って誰なんだろうって感じなんですが、ふむふむ……、そんなに強くないじゃないか、兵を鍛えたら速攻攻めに行こう!

戦地視察

 敵国と戦争をするには、コマンド2の戦争から隣接している攻めたい国を選び、出撃数、兵糧の数、指揮を誰が取るかを決めていきます。あとは兵を整え、全勢力で潰しに行きます! 初陣じゃ~!

初陣

 戦争フェーズに移り、敵数を見ると、あれ……? さっきより増えてる? しかも訓練度ほぼ倍なんだが…( ◠‿◠ )?

 兵を整えるのに時間をかけすぎたのでしょうか? 伊藤軍ちょろいって算段だったのに。でも、もう来ちゃったから!!!!! 勉強がてら行ってみます!

 黒田VS伊藤、Fight!

予想より強い伊藤軍

 戦争でのコマンドは、

  1. 移動
  2. 攻撃
  3. 寝返り
  4. 降参
  5. 何もしない
  6. 大名の様子

になっています。

 日本男児たるもの寝返りなんかはしないでほしいと思いつつ、この信長の野望、タイトルにもなっている「野望」のパラメーターがあります。これがどのように戦争で効いてくるのか、今後楽しみでもあります('ω')。

 操作はキーボードでやっているので、数字キーの入力でこの辺は割と簡単に行なう事ができました。

戦争フェーズ

 戦闘も終盤、残り兵士1万VS1万の戦いで「ワンちゃん勝てる?」と思い勝負を仕掛けるも、ここで黒田軍敗れます。まあそうですよね……('ω')。下調べ不足に、相手籠城ですもんね('ω')。ここは素直に出直したいと思います……。

初陣は失敗に終わる

 なんだかカッコいいBGMと静止画が流れます。正式なGAME OVERです('ω')。

GAMEOVER

 何が悪かったのか、挙げればきりがないのですが、失敗からは多くを学べるので、気が付いたところをどんどん改良していきます。まずは部隊編成! 足軽隊はなんだか弱かった気がする! 部隊編成では最大5部隊の隊の編成が可能です。序盤で今は兵士が少ないので、5部隊に兵を分裂させるのではなく、3部隊に縮小して強い騎馬、鉄砲隊を増やす事にしました。これだけでもかなり強くなったのではないか!?

部隊編成

 来たる戦争に備えていると、なんと隣の国が反乱で空白地に! 「これは移動するだけで自分のものに???」と思ったのですが、それはできず、なんとオークション形式でこの空白地をゲットできる仕様でした。

 空白地に隣接している国が入札する権利があるらしく、まずはこの空白地オークションに乗るかどうか、次ににいくら出すのかを決めます。

 相場感が分からないものの、初めてなのでお金は少し多めに47出してみました……。

空白地オーディション

 すると「黒田様、第48国の入札に成功しました」の文字。おおおおお! 信長の野望初めての国盗りは、まさかのオークション形式での国盗りになりました(笑)!

 ここで1つ私の国が増えました。この入札システムは斬新ですね~。びっくりしました! 血が流れずに国がもらえるなら、ラッキーです!

 今回金47で国を落札しましたが、この後相場観を知るために金7でチャレンジしてみたところ失敗。さすがにケチりすぎました( ;∀;)。25~30くらいでやるべきなのかな……? ただ、入札に失敗したお金は返ってこないので、ここは慎重にならざるを得ないです。

入札成功

 国も1つ増え、このまま九州を我が物にしたいと、先ほど失敗した49国日向を取りに行こうと思います。前回の失敗から訓練と編成を見直し、チャレンジすると、あっという間に日向を取ることができました!

 ただ、できればもっと兵を節約したい……。というのも、画面下側の小さく相場とある欄に、兵とあるんですが、これが高いんです( ;∀;)。序盤に兵を潤沢にするのはなかなか難しく、ここのやりくりがもっとうまくできたら良いなと思います。

 兵や、兵糧の買い足し、武器などはコマンドの商人から買うことができます。ゲーム内での為替が大好きな私は、商人とのお米とお金のやり取りでリッチになってやろうと心に決めています。

 何はともあれ、戦争初勝利です!

初戦争勝利

 そして順調に統一しているように見える黒田軍なのですが、ここでとんでもない問題が……。このゲーム1番の敵は時間。大名に寿命があるのです。

 婚姻のコマンドがあるのですが、ただの婚姻です。同盟のようなものに近いのでしょうか。息子で引継ぎ、全国統一を目指すわけではなく、プレイできるのはあくまでも1代。今回なら、島津貴久のみで統一をするのが目的になっています。

 待て待て、いきなり難易度爆上がりじゃないか( ◠‿◠ )。1560年からスタートするんですが、島津貴久スタート時46歳とかですよ? 人生50年と言われる時代、寿命まで4年しかないじゃん! 16ターンで統一は無理ゲーすぎるでしょ( ;∀;)!! そもそも可能なのか、疑いたくなってしまいますね。

 素人向けだと思って選んだ島津でしたが、もしや玄人向けだったのでは? なんて思いながら、いつ死んでもおかしくない貴久と一緒に、人生のアディショナルタイム続けていきます。

寿命が来るまでに統一

 意外にもタイムアタックな島津さんを選んでしまっていて、とんでもなく序盤ゆっくりしてしまっていたことに後悔……。私の認識では開幕から4年はまだ序盤だったのですが、島津さんは私の統一を待ってくれそうにありません。

 もうこの際、島津さんでの統一は素直に諦め、次に生かすため、この時点での他の大名の進行度合いを見ることに。まずは激戦区東北関東から。ん? ま、丸川? 歴史無知の私の勉強不足なのか、本当に誰なんだ丸川さん。ほんでもって、私の故郷蝦夷の池谷も誰だ。

 何かが一歩間違っていれば、この丸川さんが統一した未来もあったという事なのでしょうか。そんな妄想が楽しめるのも、シミュレーションゲームの醍醐味かも知れません。

丸川って誰だ

 と言うことで、次回は寿命が長そうな別武将で1からまたチャレンジしていきたいと思います(笑)! まだまだ伝えきれていないコマンド、魅力がたくさん詰まった「信長の野望・全国版」次回もお楽しみに!

 今回もご清覧ありがとうございました!

963の「信長の野望・全国版」レトロゲーム記事用配信1回目!