Hothotレビュー

個人でも買える、買いたくなる法人向け12.5型2in1「HP EliteBook x360 1020 G2」を試す

~覗き見防止ディスプレイ/MILスペック/自己回復型BIOS搭載

日本HP「HP EliteBook x360 1020 G2」 ※スタイラスはオプション

 日本HPは、法人向けモデルとして12.5型2in1「HP EliteBook x360 1020 G2」(以下x360 1020)を11月17日に発表、同日より販売を開始した。

 本製品は360度回転式ヒンジ機構を採用した2in1で、13.3型の「HP EliteBook x360 1030 G2」(以下x360 1030)を小型化したモデルだ。

 現行の第8世代(Kaby Lake Refresh世代)プロセッサは採用されておらず、デザインも同社のSpectreシリーズと比べると野暮ったく感じるが、使い勝手を重視して丁寧に開発されており、実用本位のPCとして個人ユーザーにも魅力的なモデルに仕上げられている。

 今回日本HPより実機を借用したので、詳細スペック、外観、使い勝手、AV品質、性能などについてレビューしよう。

第7世代のCore i5/ i7搭載モデルをラインナップ

 x360 1020に採用されているCPUは、第7世代(Kaby Lake世代)の「Core i5-7200U」、または「Core i7-7500U」。この2つのCPUに、8GB/16GBのメモリ、128GB/256GB/512GBのストレージを組み合わせた合計4モデルが用意されている。

 なお128GBと256GBのストレージはSATA 6Gbps接続のSSDだが、512GBにはPCIe NVMe接続のSSDが採用されている。容量だけでなく速度も大きく異なることを留意してほしい。

 さてスペック表には、Win 10 Home/Core i5/RAM 8GB/SSD 128GBモデル、Win 10 Pro/Core i5/RAM 8GB/SSD 256GBモデル、Win 10 Pro/Core i7/RAM 8GB/SSD 256GBモデル、Win 10 Pro/Core i7/RAM 16GB/SSD 512GBモデルの4つが掲載されているが、12月14日時点でWin 10 Pro/Core i7/RAM 8GB/SSD 256GBモデルは販売されていない。Core i7搭載モデルが必要なら「ハイエンドモデル」しか選択肢がないというわけだ。

【表1】12月14日時点のモデル一覧
プレミアムコンバーチブル・今だけOffice半額キャンペーン159,800円Pro/Core i5/RAM 8GB/SSD 256GB
発売記念キャンペーンモデル169,800円Pro/Core i5/RAM 8GB/SSD 128GB
Windows 10 Homeモデル185,000円Home/Core i5/RAM 8GB/SSD 128GB
スタンダードモデル208,000円Pro/Core i5/RAM 8GB/SSD 256GB
ハイエンドモデル258,000円Pro/Core i7/RAM 16GB/SSD 512GB
【表2】HP EliteBook x360 1020 G2の主要スペック
OSWindows 10 Home 64bitWindows 10 Pro 64bit
CPUCore i5-7200U(2.5~3.1GHz)Core i7-7500U(2.70~3.50GHz)
GPUIntel HD Graphics 620(300MHz~1GHz)Intel HD Graphics 620(300MHz~1.05GHz)
メモリLPDDR3-1866 SDRAM 8GBLPDDR3-1866 SDRAM 16GB
ストレージ128GB SSD(M.2 SerialATA 3.0)256GB SSD(M.2 SerialATA 3.0)512GB SSD(M.2 PCIe NVMe)
ディスプレイ12.5型ワイドTFT液晶(1,920×1.080ドット、176ppi、16:9、光沢、タッチ対応、輝度700cd平方m、リフレッシュレート120Hz)
通信IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2、NFC
インターフェイスUSB 3.1 Type-C(Thunderbolt、USB Power Delivery対応)×2、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、HDMI端子、720p HD Webカメラ
バッテリ容量49WHr
バッテリ駆動時間最大11時間53分(Mobilemark 2014での測定値)
バッテリ充電時間約2時間6分
本体サイズ/重量290×203×13.9mm(幅×奥行き×高さ)/約1.13kg
セキュリティ指紋認証、IRカメラ(Windows Hello対応)
Microsoft Officeなし

覗き見防止ディスプレイ搭載、USBはType-Cを2基用意

 ディスプレイは12.5型ワイドTFT液晶(1,920×1.080ドット、176ppi、16:9、光沢、タッチ対応、輝度700cd/平方m、リフレッシュレート120Hz)のみを用意。屋内外でのさまざまな環境での利用を想定して、輝度700cd平方mの明るい液晶パネルが採用されている。ユニークな装備が覗き見防止ディスプレイ。覗き見によるデータ盗難を防ぐためにプライバシースクリーン機能「HP Sure View」が採用されている。

 通信機能はIEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2、NFC。インターフェイスはUSB 3.1 Type-C(Thunderbolt、USB Power Delivery対応)×2、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、HDMI端子、720p HD Webカメラを搭載。上位モデルのx360 1030に搭載されているUSB 3.1 Type-A端子が省かれているのは残念だ。

 バッテリ容量は49WHr。バッテリ充電時間は約2時間6分、バッテリ駆動時間は最大11時間53分(Mobilemark 2014での測定値)とされている。なお急速充電技術「HP Fast Charge」に対応しており、約30分で50%までチャージすることが可能だ。

 筐体は削り出しのアルミニウム製。サイズは290×203×13.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.13kg。カラーはシルバーのみ。米軍調達基準「MIL-STD 810G」の落下、衝撃耐久、振動(1)、振動(2)、粉じん耐久、高湿度耐久、高度環境、高温環境、低温環境、環境温度変化、砂塵耐久、引火性環境テストに加え、600kgfの天面加圧試験をクリアしている。実際パームレスト部を握って上下に振っても、筐体がゆがんでしまうような貧弱さは感じさせない。

 なお、2,048段階の筆圧感知、パームリジェクション機能を利用できるワコムのアクティブ静電結合方式(AES)ペン「HP Active Pen」(税別8,000円)に対応しているが、標準では同梱されていない。2in1としてさまざまなスタイルで利用するなら、同時に購入することを強くおすすめする。

本体天面。上部には電波を通すための樹脂製パーツが埋め込まれている
本体底面。上部にあるのはメインスピーカー。下部とヒンジにあるのは冷却口
本体前面。中央に指先を入れる隙間が設けられている
本体背面。左右に幅約3cmの大型ヒンジが配置されている
本体右側面。左からボリュームボタン、USB 3.1 Type-C(Thunderbolt、USB Power Delivery対応)×2、HDMI端子
本体左側面。左からマイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、セキュリティロックケーブル用スロット、電源ボタンが配置されている
ディスプレイ面。720p HD Webカメラはディスプレイ上部に内蔵されている
キーボード面
左上から本体、本体マニュアル、HP Active Penマニュアル、電源ケーブル、ACアダプタ、HP Active Penほか。今回日本HPより本体と一緒にHP Active Penを借用したが、本来は別売りだ
HP Active Penの同梱品一覧。スタイラス本体以外に、ペン先を引き抜く器具、予備のペン先、ストラップ、スタイラス装着用ホルダーが同梱されている。スタイラス装着用ホルダーはシールでx360 1020本体に貼り付けられる
ACアダプタのコード長は実測約180cm
ACアダプタの仕様は、入力100-240V~1.7A、出力5V/3A、9V/3A、10V/5A、12V/5A、15V/4.33A、20V/3.25A、容量65W。型番は「TPN-AA03」
ACアダプタ延長ケーブルの長さは実測約100cm
本体の実測重量は1,099g
ACアダプタの実測重量は231.5g
HP Active Penの実測重量は17.5g
システム情報
主要なデバイス
全アップデート適用後(12月13日時点)のディスク情報。空き容量は183.07GB

法人向けモデルならではのセキュリティ、管理機能を豊富に用意

 機密性の高いデータを扱う法人ユーザーのために、x360 1020にはさまざまなセキュリティ、管理機能が搭載されている。そのなかでユニークなのが、内蔵型プライバシースクリーン機能「HP Sure View」。ワンタッチでディスプレイを白濁させることにより、覗き見によるデータ盗難「ビジュアルハッキング」を防止可能だ。このHP Sure Viewは、「F2」または「Fn+F2」ですばやくオン、オフできる。

 実際HP Sure Viewを試してみると、正面からは非光沢フィルムを貼ったときのようにグレーがかって見えるだけだが、斜めからはコントラストがほとんど失われて、なにが表示されているのか判別しにくくなる。正面からは丸見えなので、自分の背後には注意が必要だが、電車車内や喫茶店などで左右の人目を気にする必要はなくなる。

左は通常表示、右は内蔵型プライバシースクリーン機能「HP Sure View」をオンにした表示。輝度や色味は変わるが、正面であれば実用的な視認性が保たれている
斜め45度から撮影してみた。HP Sure Viewを有効にすると、ほとんどコントラストが失われてグレー一色に見える

 OSのロック解除のために、IRカメラ(赤外線カメラ)と指紋認証センサーの両方を搭載している点もポイント。利便性という点ではIRカメラのほうが上だが、赤外線を含む直射日光下では使用できないことが多々ある。状況に応じて両システムを使い分けたり、また所属する企業のプライバシーポリシーに合わせたセキュリティ機能を選択できるわけだ。

 なおx360 1020にはこのほかにも、MBR/GPTを自動復旧する「HP BIOSphere」、BIOSの自己修復機能「HP Sure Start Gen3」、ブラウジングのセキュリティ強化機能「HP Sure Click」、PCのリモート管理ツールキット「HP Manageability Integration Kit(HP MIK)」、複数の認証方法を組み合わせてセキュリティ性を高める「HPマルチファクタ認証(多要素認証)」機能が用意されている。法人向けPCとして大きなアドバンテージだ。

IRカメラ(赤外線カメラ)は、720p HD Webカメラの横に内蔵されている
指紋認証センサーはキーボード右下のパームレスト部に設置されている。指をあてがうだけでロック解除可能だ

5つのモードに自在に変形、質実剛健な入力デバイス

 ディスプレイを360度回転可能なx360 1020は、キーボード入力をメインで利用する「ノートブックモード」、動画視聴やWeb会議で使用する「スタンドモード」、ベッドの上などでも底面が接地しない「テントモード」、ペンやタッチ操作のための「タブレットモード」、対面の相手と画面を共有できる「フラットモード」など、用途に合わせた5つのスタイルに変形できる。

 ディスプレイを180度以上回転させると、タブレットモードに自動的に切り替わり(無効化可能)、同時にキーボードが無効になる。キーに指がふれても誤入力されることはない。なお、タブレットモードでも指紋認証センサーは機能している。つまりタブレットモードでも指紋認証センサーにタッチすればOSのロック解除が可能だ。もちろんIRカメラでログインすることもできる。

 キーボードはJIS標準準拠・OADG準拠配列の86キーキーボード。キーピッチは18.7×18.7mm、キーストロークは1.5~1.7mmが確保されている。ファンクションキーがやや小さいが、素直な配列で入力しやすいキーボードだ。剛性は非常に高く、相当強くタイピングしてもたわみは感じない。打鍵感は良好で、打鍵音も小さめ・低めに躾けられている。ただし、強く底打ちすると急に音が大きくなる。弱め、普通、強めの力でタイピングした動画を下に掲載したので、参考にしてほしい。

 タッチパッドの操作性も好ましく感じた。1枚板のダイビングボード構造が採用されているが、節度あるクリック感だ。ただしキーボードに比べて、ややクリック音が大きく感じられた。自分で使っているときには気にならないが、図書館や喫茶店など静寂な空間では多少の配慮が必要だ。

 オプションで用意されている、2,048段階の筆圧感知、パームリジェクション機能を利用できるワコムのアクティブ静電結合方式(AES)ペン「HP Active Pen」の書き味も悪くない。個人的にはもう少し柔らかいペン先が好みだが、一定の摩擦感があるので文字も絵も書きやすい。なおHP Active Penは設定なしでそのまま書けてしまうが、サイドボタンやノックボタンはBluetoothペアリングしなければ利用できないので注意。

左上からノートブックモード、スタンドモード、テントモード、タブレットモード
対面の相手と画面を共有できるフラットモードは法人の現場で重宝しそうだ
手の長さ20cmの筆者でも無理なくタイピングできるキーボード。ファンクションキーがやや小さめなので、タッチタイピングしづらいかもしれない
キーピッチは18.7×18.7mm、キーストロークは1.5~1.7mm
バックライトは2段階で調整可能
タッチパッドは実測100×60mm(幅×奥行き)。Windows 10の高精度タッチパッドに対応。右上にはNFCのセンサーが内蔵されており、カードでのログインなどに利用できる
弱め、普通、強めの力でタイピングしてみた。音量は再生環境に左右されるので、タイプする力によってどのように音が変化するかを参考にしてほしい
ワコムのアクティブ静電結合方式(AES)ペン「HP Active Pen」。2つのサイドボタンとノックボタンを備えている
一定の摩擦感があるので文字も絵も書きやすい。ただし、できれば異なる硬さのペン先を用意してほしい
HP Active Penの描線の遅れは最大1cm程度。新型Surface ProとSurfaceペンのレイテンシーにはおよばないが、実用上問題はない

広い色域のディスプレイ、迫力の音を奏でるスピーカー

 x360 1020のディスプレイは12.5型としては実用上十分なフルHD(1,920×1,080ドット、176ppi)の解像度、屋外でも利用できる700cd平方mの輝度を備えている。

 色域は公表されていないが、x360 1020のICCプロファイルをディスプレイキャリブレーション機器「i1Display Pro」で作成して、色度図を作る「ColorAC」で確認してみたところ、sRGBカバー率が95.5%、sRGB比が102.6%、Adobe RGBカバー率が74.2%、Adobe RGB比が76.0%と、モバイルノートPCとしては標準以上の色域を備えていることが確認できた。

 実際画質チェック用の画像を見ても、赤や緑があざやかに、グラデーション豊かに表示されている。ただ貸し出し機はやや赤みが強い傾向が見られた。とは言っても色調整で十分補正できるレベルだ。気になる方は、右クリックから「インテル グラフィックスの設定」の「ディスプレイ→色設定」で色味を調整しよう。

12.5型ワイドTFT液晶の解像度は1,920×1.080ドット(176ppi)。ディスプレイのスケーリングは標準で125%に設定されているが、100%に設定すれば表示を細かくできる
赤や緑があざやかにグラデーション豊かに表示されている。なお、モアレは実際には見えない
sRGBカバー率は95.5%、sRGB比は102.6%
Adobe RGBカバー率は74.2%、Adobe RGB比は76.0%

 Bang & Olufsenのスピーカーが5基搭載されているサウンド面も満足できる品質だ。YouTubeで公開されている「前前前世 (movie ver.) RADWIMPS MV」を最大ボリュームで再生したさいの音圧レベルは最大89.4dBAを記録(50cmの距離で測定)。

 単にボリュームが大きいだけでなく、音に広がりを感じるし、ボーカルも伸びやかだ。頭の位置がずれると極端に聞こえ方が変わる点は少々気になったが、正直法人向けPCでなぜこんなに力を入れているのだと疑問に思うほどのサウンド品質だ。

Bang & Olufsenのスピーカーが5基搭載されている
YouTubeで公開されている「前前前世 (movie ver.) RADWIMPS MV」を最大ボリュームで再生したさいの音圧レベルは最大89.4dBA(50cmの距離で測定)

第7世代CPU搭載機としては順当な性能

 最後にベンチマークスコアを見てみよう。今回は下記のベンチマークを実施している。

  • 総合ベンチマーク「PCMark 10 v1.0.1403」
  • 総合ベンチマーク「PCMark 8 v2.7.613」
  • 総合ベンチマーク「PCMark 7 v1.4.0」
  • 3Dベンチマーク「3DMark v2.4.4163」
  • CPU、OpenCLのベンチマーク「Geekbench 4.2.0」
  • CPUのベンチマーク「Geekbench 3.4.1」
  • CPU、OpenGLのベンチマーク「CINEBENCH R15」
  • ゲーミングPCベンチマーク「モンスターハンターフロンティアベンチマーク【大討伐】」
  • ゲーミングPCベンチマーク「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」
  • ゲーミングPCベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」
  • ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 6.0.0」
  • 「Adobe Photoshop Lightroom CC」RAW画像の現像時間を計測
  • 「Adobe Premiere Pro CC」フルHD動画の書き出し時間を計測
  • 「BBench」連続動作時間を計測

 今回は比較用に平澤寿康氏のSurface Pro 2017年モデルの記事のスコアを流用している((2in1としての完成度が高まった新「Surface Pro」。ペンや静音性、バッテリ性能が大きく進化)参照)。スペックや筐体形状は異なるが、2in1のリファレンス機とどの程度性能が異なるか確認するため、Surface Proのスコアと比較することにした。

 下記が検証機の仕様と、その結果だ。

【表3】検証機の仕様
HP EliteBook x360 1020Surface Pro 2017年モデル
CPUCore i7-7500U(2.7~3.5GHz)Core i7-7660U(2.5~4GHz)
GPUIntel HD Graphics 620(300MHz~1.05GHz)Intel Iris Plus Graphics 640(300MHz~1.1GHz)
メモリLPDDR3-1866 SDRAM 8GB
ストレージ256GB SSD(M.2 Serial ATA 3.0)512GB SSD(NVMe PCIe)
OSWindows 10 Pro 64bit
【表4】ベンチマーク結果
HP EliteBook x360 1020Surface Pro 2017年モデル
PCMark 10 v1.0.1403
PCMark 10 Score3,4323,530
Essentials7,6286,715
App Start-up Score9,8859,160
Video Conferencing Score6,7885,298
Web Browsing Score6,6176,241
Productivity6,0146,210
Spreadsheets Score6,8537,591
Writing Score5,2795,081
Digital Content Creation2,3922,864
Photo Editing Score2,8363,541
Rendering and Visualization Score1,4961,741
Video Editting Score3,2293,811
PCMark 8 v2.7.613
Home Accelarated 3.03,7873,373
Creative Accelarated 3.04,6774,897
Work Accelarated 2.04,7624,342
Storage4,9705,008
PCMark 7 v1.4.0
PCMark score5,822-
3DMark v2.4.4163
Time Spy386502
Fire Strike Ultra233-
Fire Strike Extreme431-
Fire Strike936-
Sky Diver4,1355,103
Cloud Gate6,7918,642
Ice Storm Extreme47,911-
Ice Storm65,659-
CINEBENCH R15
OpenGL46.24 fps65.46 fps
CPU349 cb417 cb
CPU(Single Core)109 cb157 cb
Geekbench 4.2.0
32-bit Single-Core Score3,796-
32-bit Multi-Core Score7,742-
64-bit Single-Core Score4,247-
64-bit Multi-Core Score8,367-
OpenCL19,802-
Geekbench 3.4.1 Intel(32-bit)
Single-Core Score3,522-
Single-Core Score Integer3,540-
Single-Core Score Floating Point3,478-
Single-Core Score Memory3,578-
Multi-Core Score7,624-
Multi-Core Score Integer8,509-
Multi-Core Score Floating Point8,678-
Multi-Core Score Memory3,747-
Geekbench 3.4.1 Intel(64-bit)
Single-Core Score3,684-
Single-Core Score Integer3,785-
Single-Core Score Floating Point3,627-
Single-Core Score Memory3,597-
Multi-Core Score7,869-
Multi-Core Score Integer8,897-
Multi-Core Score Floating Point8,903-
Multi-Core Score Memory3,745-
モンスターハンターフロンティアベンチマーク【大討伐】
1,280×720ドット4,165-
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
1,280×720ドット8,260-
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
1,280×720ドット 標準品質(ノートPC)2,5804,466
1,280×720ドット 高品質(ノートPC)2,084-
1,920×1,080ドット 標準品質(ノートPC)2,0943,244
1,920×1,080ドット 高品質(ノートPC)1,364-
1,920×1,080ドット 高品質(デスクトップPC)1,038-
SSDをCrystalDiskMark 6.0.0で計測
Q32T1 シーケンシャルリード548.192 MB/s-
Q32T1 シーケンシャルライト530.175 MB/s-
4K Q8T8 ランダムリード402.499 MB/s-
4K Q8T8 ランダムライト361.818 MB/s-
4K Q32T1 ランダムリード276.833 MB/s-
4K Q32T1 ランダムライト274.126 MB/s-
4K Q1T1 ランダムリード30.452 MB/s-
4K Q1T1 ランダムライト79.885 MB/s-
Adobe Photoshop Lightroom Classic CCで50枚のRAW画像を現像
4,912☓3,264ドット、自動階調2分37秒59-
Adobe Premiere Pro CCで実時間5分のフルHD動画を書き出し(H.264)
1,920×1,080ドット、30fps6分48秒43-
BBenchにより連続動作時間を計測(ディスプレイの明るさ40%)
バッテリ残量5%まで9時間34分30秒-

 Surface Proのほうが上位CPUの「Core i7-7660U」を搭載しているが、PCMark 8のHomeやWorkでx360 1020のほうが高いスコアを記録している。OSのアップデート、PCMark 8のアップデートがなんらかの影響を与えている可能性がある。

 ただし全体を通して見ると、Surface Proのほうがスコアは上だ。とくに大きな差が表われたのが3DMarkやゲーム系ベンチマーク。これはCPU内蔵グラフィックスの性能差がストレートに表われた結果と言える。

 x360 1020のスコアは「Core i7-7500U」搭載PCとしては順当な結果だが、CINEBENCH R15のCPUスコアで500越えを記録する第8世代(Kaby Lake Refresh世代)プロセッサ搭載モデルと比べてしまうと、数値的には物足りなさを感じる。

 実績のあるCPUを搭載しているからこその安定性や、法人向けモデルならではの管理、セキュリティ機能を必要としないのであれば、第8世代プロセッサを搭載した最新PCを選ぶべきだ。日本HPにも「HP Spectre x360」など第8世代プロセッサ搭載PCがすでに発売されている。

室温25℃の部屋で、CINEBENCH R15のCPUを連続で5回実行したさいの最大温度は、キーボード面が45.4℃
底面の最大温度は51.2℃とかなり高めだ。冷却口部分なのでふさがないように注意したい
ACアダプタの最大温度は39.1℃

法人向けx360 1020は個人でも購入可能

 x360 1020はコンシューマ向けモデルのようにデザイン性や先進性は重視していないが、その一方で米軍調達基準(MIL-STD)をクリアした丈夫な筐体、個人用途にも頼もしいセキュリティの高さ、MBR/GPT自動修復機能、自己回復型BIOSなどによる安定性の高さが魅力だ。法人向けには唯一無二の選択肢になりうるし、覗き見防止ディスプレイをどうしても使いたいという個人ユーザーだっているはずだ。

 あまり知られていないが、日本HPの法人向けノートPCは、個人ユーザーでもなんら問題なく購入できる。もちろん個人向けPCより高い価格設定となっているが、もしx360 1020に魅力を感じたのなら購入を検討してみよう。派手さはないが信頼できるパートナーになってくれるはずだ。