大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」
本誌独占レポート。日本マイクロソフトの品川本社壁面のロゴが新しくなっていた!
(2015/12/28 12:14)
東京・品川の日本マイクロソフト本社ビル(品川グランドセントラルタワー)の壁面に、「Microsoft」の新たなロゴが掲示された。
同社では、2012年8月に、現在のロゴへと変更。それ以降に発売される製品のほか、ホームページや名刺、封筒、イベント会場の看板などに使用。日本マイロソフトが独自に作っている社章も、すぐに新ロゴに変更されていた。
そして、品川本社においても、本社入口部分をはじめとする社内に掲示されるロゴは、ロゴ変更と同じタイミングで、すべてが新たなものに取り替えられていた。
だが、なぜか本社壁面のロゴだけは、唯一、古いままだったのだ。
日本マイクロソフトでは、その理由として、「品川本社オフィスビル壁面のロゴ看板を変更する場合にかかる費用とのバランスを鑑みて、変更のタイミングが遅くなった」と説明する。
実は、品川本社ビル壁面のロゴマークは、31階建てビルの屋上部分という高層階に掲示されていること、さらに、電飾看板となっていることで、世界各国にある同社拠点の看板に比べても、取り替えにかかる費用があまりにも高額だったという。ロゴ変更に関わる予算措置からみても、順番を待つ必要があったのかもしれない。そのため、時間がかかったとも推察される。
こうしたことから、品川本社壁面の看板を新ロゴへ変更するタイミングが、新ロゴ施行から3年以上遅れることとなったわけだ。
旧ロゴは、現在の本社に移転する2011年2月を前にした2010年11月に設置されたもの。5年で付け替えられることになったとも言える。
だが、日本マイクロソフトでは、「2016年2月には、日本マイクロソフトへの社名変更から5周年、日本法人設立30周年を迎えることになる。そうした節目に間に合わせることができた」と語る。
日本マイクロソフト社員にとっても、節目に向けて、待ち望んでいた新ロゴへの変更だったと言えそうだ。
工事は10月上旬から開始。クレーンを設置後に、11月12日からは撤去作業が開始され、その後、夜間の時間帯を使用して取り付け作業を実施。12月17日にすべての作業が完了した。その後、22日に電飾の点灯テストを行い、クリスマスイブの12月24日に正式に夜間点灯が開始されている。
では、品川本社壁面のロゴ変更工事は、どのように行われていったのだろうか。本誌独占レポートとして、その様子を写真で追ってみた。