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ソニー、4K対応ネットワークカメラ
~裏面照射型センサーで高解像度/高感度を達成
(2015/7/2 17:35)
ソニーは、4K解像度対応で1型の裏面照射型Exmor R CMOSイメージセンサーを搭載したネットワークカメラ「SNC-VM772R」を8月20日に発売する。価格はオープンプライスで、税別メーカー希望小売価格は358,000円。
裏面照射型イメージセンサーの採用により、4K解像度のネットワークカメラでは業界最高水準と言う最低被写体照度0.06luxを実現。夜間でも鮮明な映像を記録可能な高感度性能を備える。
特徴は、目的に応じた出力モードを数種類備えていること。「インテリジェントクロッピング」では、フルHD(1,920×1,080)で2カ所、VGA(640×480)で4カ所の映像を4K解像度の精細さのまま切り出せる。そのため、俯瞰の4K映像をそのまま記録せず、フルHDなどにサイズ縮小できるため、データ量の削減に繋がる。
そのほか、注視点を低圧縮エンコードし、ほかの領域を高圧縮エンコードすることでネットワーク帯域を抑制する「インテリジェントコーディング」、1,440×960ドット(最大5fps)で撮影しながら4Kを超える5,472×3,648ドットで静止画を撮影する「エビデンスショット」、天候や時間といった環境に合わせて撮影設定を切り替える「インテリジェントシーンキャプチャー」を備える。また、スマートフォンから画角調整を行なえる機能なども搭載。
主な仕様は、画素数が約2,000万画素、対応解像度は3,840×2,160、2,880×2,160、1,920×1,080、1,440×1,080、1,440×960、1,280×720、960×720、640×480、640×360、320×240、320×180ドット、最大フレームレートは30fps、最低被写体照度は0.06lux(F1.8、1/30sec、30IRE[IP])、Nightモード/モノクロ/赤外線照射時は0lux。映像圧縮方式はH.264、JPEG(エビデンスショット時のみ)。
レンズは、ズーム比2.9倍、焦点距離f=8.8~25.7mm、F値はF1.8(ワイド端)~2.8(テレ端)、水平画角は70.7度(ワイド端)~27.5度(テレ端)、最短撮影距離は300mm。
インターフェイスは、SDXCカードスロット、HDMI、Ethernet、音声入力など。本体サイズは190×190×146.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.9kg。