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使用済みPCを寄贈、高校生の「自走力」支援に活かすプロジェクト

 NPO法人CLACKは、企業の使用済みPCを無料のプログラミング学習支援とともに高校生に寄贈するプロジェクト「Pass the Baton(パスザバトン)」の一環として、一般社団法人シェアリングエコノミー協会と協働し、寄贈企業の募集を開始する。期間は11月15日~12月15日。

 Pass the Batonは、企業で使用済みもしくは不要になったPCを、経済的に困難な状況にある高校生に、完全無料のプログラミング教育とともに届けるプロジェクト。2021年度から500台以上のPCを寄贈されているという。

 寄贈対象のPCはWindowsノートPCまたはMacBookシリーズで、Windowsの場合CPUは第6世代Core i3以上、メモリは8GB以上、ストレージはSSD、WebカメラやWi-Fiを備えた機種、Macの場合は2016年以降のMacBookとMacBook Pro、2017年以降のMacBook Air。

 条件を満たさない場合でも受け入れは可能だが、指定スペックが優先される。また、デスクトップPCも寄贈対象で、CLACKまたは連携NPO法人の若者支援活動に利用される。

 寄贈されたPCは、株式会社パシフィックネットがデータ消去とOSの再インストールを実施。その後、CLACKが運営する高校生向けの完全無料のプログラミング教室「Tech Runway」で使用されるほか、経済的自立や自身のキャリア開拓や進路選択のために継続学習を行なう高校生に譲渡される。