.biz

PC Watch .bizでは、法人向けの製品やサービスを取り上げます。

NEC、キックスタンドつき/第11世代Coreの12.3型高性能タブレット

VersaPro タイプVS

 NECは、法人向けパソコンのラインナップを一新し、本日より発売した。出荷は2月8日より順次行なう。

 新モデルではヤマハの「AudioEngine」のWebミーティング機能を強化し、ヘッドフォンに最適化した「ヘッドフォンモード」、および人の位置や場所によって異なる声の音量を均一化する機能を搭載した(VersaPro タイプVM/VC/VG)。また、「タイプVC」と「タイプVS」でUSB Type-Cを備え、USB Type-Cドックへの対応モデルを拡充させ利便性を高めた。

【14時51分訂正】記事初出時、ルームエコー抑制機能を新機能としておりましたが、正しくはヘッドフォンモードが新機能です。お詫びして訂正します。

第11世代Coreの12.3型タブレット「VersaPro タイプVS」

 注目はアスペクト比3:2の12.3型液晶を備えた第11世代Core搭載タブレット「VersaPro タイプVS」。税別価格は17万8,500円(税別)からで、出荷は2月18日。

 Surface Proのようなキックスタンドを備え、自立可能なタブレット。着脱可能なカバーキーボードに対応し、2in1でノートパソコンのように利用することも可能。カバーキーボードは18.5mmのキーピッチを確保しているほか、カバーを背面に回したままでも背面カメラを塞がないようになっている。

キックスタンド搭載
付属のペンは太くなり、握りやすくなった

 本体は約773gと軽量で持ち運びに好適。USB Type-Cを備え、ケーブル1本でドックと接続し、デスクトップパソコンのように利用することも可能なため、自宅やオフィスでの両用に好適としている。

 下位はCPUにCore i3-1110G4、メモリ4GB、ストレージ128GBを搭載。上位はCore i5-1130G7、メモリ8GB、ストレージ256GBを搭載。液晶は共通で、1,920×1,280ドット表示対応の12.3型で、10点マルチタッチおよびデジタイザペンをサポート。OSはWindows 10 Pro。

 インターフェイスは、Thunderbolt 4、USB 3.1 Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth、500万画素背面/200万画素前面Webカメラ、音声入出力などを備える。

 本体サイズは283.3×203.5×8.8mm(幅×奥行き×高さ)。

14型の「VersaPro タイプVM」も第11世代Coreに

VersaPro タイプVM

 14型の「VersaPro タイプVM」も第11世代Coreプロセッサとなり、第8世代を搭載した旧モデルから性能が大幅に向上。価格は20万6,500円(税別)からで、出荷は2月8日。

 Lバッテリが新たに搭載可能となり、約12時間の駆動が可能になった。加えてスピーカーが隠れたようなデザインとした。液晶を開くと本体が傾斜し、キーボードが打ちやすくなる機構、オプションのIRカメラと指紋センサーによるWindows Hello生体認証の対応、Gigabit EthernetやSDカードスロットの装備などが特徴。

液晶を開くとキーボードが傾斜する機構。インターフェイスも充実している

 最小構成は、CPUにCore i3-1115G4、メモリ4GB、ストレージに500GB HDD、1,920×1,080ドット表示対応14型TN液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Proなどを搭載する。BTOで、Core i5-1135G7、メモリ8/16GB、128/256GB SSDなどが選択可能。

 インターフェイスは、SDカードスロット、USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、Bluetooth、Gigabit Ethernet、音声入出力などを備える。オプションでIEEE 802.11acまたは11ax対応無線LAN、指紋センサー/IRカメラの有無などが選択できる。

 本体サイズは327×226×19.2mm(幅×奥行き×高さ)で、バッテリ駆動時間および本体の重量はMバッテリ時が約9.3時間/1.43kg、Lバッテリ時が約12時間/1.45kg。

約947gの「VersaPro UltraLite タイプVC」

VersaPro UltraLite タイプVC

 「VersaPro UltraLite タイプVC」は、重量約947gと軽量な12.5型コンパクトモバイルモデル。価格は24万2,000円(税別)からで、出荷は3月上旬。

 CPUがComet Lake-Y(Intel ArkではAmber Lake-Y扱い)の第10世代Coreから、Tiger Lakeの第11世代Coreへと大幅に進化。その一方で、12.5型ながらGigabit EthernetやSDカードスロットなど、インターフェイスを充実させているのが特徴。

このサイズでGigabit Ethernetポートを装備

 最小構成は、CPUにCore i3-1110G4、メモリ4GB、128GB SSD、1,920×1,080ドット表示対応12.5型IPS液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Proを搭載。BTOで、Core i5-1130G7/Corei7-1160G7、メモリ8GB、256GB SSDなどが選択可能。

 インターフェイスは、SDカードスロット、USB Type-C、USB 3.0×2、Gigabit Ethernet、HDMI出力、指紋センサー、音声入出力などを備える。オプションでWebカメラや無線LANなどが選択できる。

 バッテリ駆動時間は約11.2時間。本体サイズは289×192×18mm(同)。

 なお、A4ノートパソコンやデスクトップパソコンなどの製品も用意されているが、プリインストールOSがWindows 10 20H2に変更されたり、ストレージオプションの一部に変更があるといったマイナーチェンジとなっている。