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■■米Intel、新型Pentium III 15機種を一斉に発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991026/intel1.htm
●ステッピング(stepping)
IntelのCPUに付けられているリビジョン番号。
Intel系のx86 CPUには、CPUの種類を識別するためのメカニズムが用意されており、後期の486からはタイプ、ファミリ、モデル、ステッピングから成るID(CPUID)が。Pentium IIIからはさらに、プロセッサシリアルナンバー(PSN~Processor Serial Number)と呼ばれるチップ固有の番号が取得できる。
タイプはオリジナル版、ODP版、デュアルプロセッサ版であることを示す番号。ファミリは、いわゆる世代を表す番号で、486は「4」、Pentiumは「5」、Pentium Pro以降のII、III、Celeron、Xeonなどは「6」となる。モデルは、そのファミリ内での種別を、ステッピングはさらにそのリビジョンを表す番号で、基本的には、数が大きくなるほど新しい製品ということになるのだが、実際の製品名に対応しているわけではい。
【ファミリー6のモデル番号】
モデル | CPU |
---|---|
1 | Pentium Pro |
3 | Pentium II(初期の<=300MHz版) |
5 | Pentium II(後期の>=333MHz版)、Xeon、Celeron(初期のL2 Cache無し版) |
6 | Celeron(後期のL2 Cache有り版) |
7 | Pentium III(初期のL2 512K版)、Xeon(初期のL2>=512K版) |
8 | Pentium III(最新のL2 256K版)、Xeon(最新のL2 256K版) |
□Intel Processor Identification and the CPUID Instruction
http://developer.intel.com/design/pentiumii/applnots/241618.htm
【参考】
□ODP(OverDrive Processor)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981015/key50.htm#ODP
□プロセッサ・シリアル・ナンバ (PSN~Processor Serial Number)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990210/key64.htm#processor_serial
□sSpec
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980909/key45.htm#sSpec
■■0.18μmのPentium III 国内でも発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991026/intel2.htm
●ホワイトボックス(white box)
■■インクリメントP、GPSに対応した電子地図ソフト「MapFan V」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991027/mapfan.htm
●マップマッチング(map matching)
GPSを使ったカーナビゲーションシステムにおいて、計測された位置を地図上の正確な位置に表示する技術。
GPSは測定精度が100m程度であるため、データをそのまま地図上に反映したのでは、狭い道を正しくトレースすることは難しい。そこで、位置情報と実際の地図を照らし合わせ、路上を外れないように修正して表示している(※1)。これを一般にマップマッチングという。
(※1)製品によっては、走行方向や距離なども加味し、より正確な位置を算出してトレースする。
□GPS (Global Positioning System)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980310/key21.htm#GPS
□D-GPS(Differential GPS)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990819/key88.htm#D-GPS
■■元麻布春男の週刊PCホットライン
Coppermine用マザーボード「OR840」登場
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991027/hot65.htm
●AGP Pro
エージーピープロ
Intelが'98年に発表、'99年に正式な規格としてリリースした、ハイエンドワークステーション向けのAGPの拡張規格。
AGP(Accelerated Graphics Port)は、Intelが'96年リリースした、グラフィックスアクセラレータ用の拡張バス規格で、当初は、最大クロックがシステムバスの2倍。'98年にリリースされた2.0では、4倍速のモードも追加され、現在は、ほとんどのビデオカードが、このAGPを使用している。
AGP Proは、2.0の拡張規格として用意されたもので、高速なプロセッサや大量のメモリを搭載し、大量の電力を消費するハイエンド向けのビデオカードを想定。コネクタの前後に3.3Vと12Vの電源ラインを追加した仕様になっている。通常のAGPの供給電力が最大25Wであるのに対し、拡張された電源ラインは、ローパワー用のPro50で25~50W。ハイパワー用のAGP Pro110で50~110Wとなる(いずれも12V)。
□Accelerated Graphics Port Implementors Forum
http://www.agpforum.org/
【参考】
□AGP(Accelerated Graphics Port)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980513/key29.htm#AGP
■■オンキヨー、光/同軸デジタルIN/OUT端子を搭載したサウンドカード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991028/onkyo.htm
●WebAudio
ウェブオーディオ
株式会社フェイスが開発した、MIDIに音声データを加えた音楽配信フォーマット。
一般的な標準MIDIファイル(SMF:Standard MIDI File)に、同社が開発した技術を使って圧縮したオーディオデータを埋めこんだスタイルで(※1)、対応プレーヤーを使うことによって、ナレーションやコーラスなどを、MIDIの演奏に同期して再生することが可能となる。
WebAudioに用いられている縮技術は、人間の聴感特性を利用して不要なデータを削減するという点では、MP3などと同じである。大きく異なるのは、音声データを単純な周期波成分に分解し、その係数を符号化していく点である。具体的には、短く区分されたフレームの中から、重要な周期波成分を抽出。残りから次に重要な成分を抽出……という操作を繰り返し、複雑な波形を単純な波形の合成で表せるように分解する。分解操作や合成操作の繰り返し回数、あるいは伝送するパーツの数次第で、品質やデータ量が調整できるほか、マシンパワーに合わせて負荷と品質をトレードしたり、回線状態に応じてデータレートをダイナミックに調整するようなことも可能。おそらくこの辺が、WebAudioと命名された所以であろう。
符号化されたデータは、フレーム単位の単純な周期波形の組み合わせであるため、復号時に簡単な演算で正確にテンポやピッチを変更することができるのも大きな特徴で、MIDIベースのカラオケに非常によくマッチしており、So-netやSoundWebのカラオケデータ配信サービス「KaraOK!」でも、このフォーマットが使われている。
(※1)実際のデータは、LHAでアーカイブされていたり、WebAudio用のヘッダが付加されているので、そのままではSMFとしては利用できない。
□WebAudioのホームページ
http://www.webaudio.ne.jp/
□フェイスのホームページ
http://www.faith.co.jp/
□KaraOK!
http://www.so-net.ne.jp/karaoke/(So-net)
http://www.soundweb.net/karaok/(SoundWeb)
【参考:その他の音声符号化技術】
□MP3(MPEG 1 Audio Layer 3)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980924/key47.htm#mp3
□TwinVQ(Transform-domain Weighted Interleave Vector Quantization
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990520/key76.htm#TwinVQ
□EVRC(Enhanced Variable Rate Codec)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990428/key75.htm#evrc
□Dolby Digital(AC-3)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980303/key20.htm#AC-3
□ADPCM(Adaptive Differential PCM [Pulse Code Modulation])
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990617/key80.htm#ADPCM
□PCM(Pulse Code Modulation)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980917/key46.htm#PCM
[Text by 鈴木直美]