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■■ソニー、5倍ズーム付き一眼レフデジタルカメラ「Cyber-shot PRO」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980907/sony.htm
●プログレッシブスキャン (progressive scan)
順次走査。ディスプレイやCCDなどの走査方法のひとつで、ノンインタレース(non-interlaced)とも。
水平方向の画面走査を垂直方向に1ラインずつ順に行ない、1回で1画面分を描いて(あるいは取り込んで)しまう方式で、パソコンのディスプレイや最近のデジタルスチルカメラに使われているCCDには、この方式が使われている。
これに対し、最初に1行おきに走査して粗い画面を描き、次にその間を走査して埋めて行くやり方がある。これをインタレース方式(interlaced scan~飛び越し走査)といい、テレビの場合には、順次走査並みの画質を半分の周波数帯域で実現できるこの方式を採用している。ビデオカメラのCCDは、これに準じたインタレースタイプが使われており、初期のデジタルカメラでは、ビデオカメラ用のCCDをそのまま流用したものも多い。この場合、1回の走査では1行おきのラインしか取り込めないため、垂直方向の解像度は実質半分になってしまう。そのため、機械式シャッターと組み合わせて補っている機種もある。
なお、ビデオ用のCCDはこの他にも、ピクセルがパソコンのような正方形ではなく、長方形(縦長)になっているという違いもある。
■■矢作晃の iMacと暮らす5つのツボ Part 3:インターネット接続のツボ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980908/imac_3.htm
●ATコマンド (AT command)
エーティーコマンド
Hayes Microcomputer Productsが'81年にリリースした、モデムを制御するためのコマンドセット。
名前の由来は、「Attention」の頭文字である「AT」の2文字に続けてコマンドやパラメータを入力するところから来ており、次の特徴がある。
現在使われているモデムのほとんどが、これにならったコマンドセットを使用しているが、互換性があるのは、古くからあるダイヤルや切断などの基本部分のみで、後から追加された多くの機能のコマンドは、各社が独自に拡張している(FAX機能に関しては標準化されている)。
同様のものには、ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)の国際規格であるV.25bisのコマンドセットもあるが、こちらは、一般向けの製品ではほとんど使われていない。
■■塩田紳二のMSサイトWatch 第12回( 7月29日~9月6日)Global IME ほか
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980909/mssite12.htm
●WDM(Windows Driver Model)
ウィンドウズドライバモデル
Microsoftが開発した、Windows 98とWindows NT 5.0でサポートされる、デバイスドライバ用のサービス(API~Application Programming Interface)。
アプリケーションレベルでは互換性の高い95とNTだが、デバイスドライバに関しては全く違うインターフェイス仕様であるため、これまでは95用、NT用と個別のドライバを用意しなければならなかった。98/NT 5.0からは、共通のインターフェイスが提供されることになり、アプリケーションと同様、バイナリレベルで互換性のあるデバイスドライバが作成できるようになるといわれている。
WDMは、内容的にはこれまでのNTのドライバモデルに近い存在で、NTのカーネルサービスの一部が、どちらのプラットホームからでも利用できるようになっている。ドライバの構成は、Microsoftが提供するクラスドライバに、ハードウェアベンダーがそれぞれのハードウェアにあわせて作成したミニポートドライバを組み合わせて利用するスタイルで、Microsoftからは、USBとIEEE1394のバスクラス、ストリーミング、HID(Human Interface Device~入力デバイス系)、モデムなどのデバイスクラスが提供されている。今のところはまだ、かなり限定的なサポートといってもいいだろう。
□Windows Driver Model(WDM)
http://www.microsoft.com/hwdev/wdm/
●I2O (Intelligent I/O)
アイツーオー、インテリジェントアイオー
Intelが中心となって'96年に設立した「I2O SIG(Intelligent I/O Special Interest Group)」が策定する、OSやハードウェアに依存しないデバイスインターフェイス規格。
OS側のドライバ(OSM~Operating System Service Module)とI/Oデバイス側のドライバ(HDM~Hardware Device Module)間のプロトコルを規定した規格で、OSとアダプタカード間のやり取りに標準化されたメッセージを使用することによって、これらに依存しない形でのコミュニケーションを実現。対応OSと対応デバイスの組み合わせでは、OSごと、デバイスごとに専用のデバイスドライバを用意する必要が無くなる。
Intelligent I/Oと命名されているように、割り込み処理やI/Oの管理/制御などの、これまでOSとCPUが行なっていた低レベルな処理をI/Oコントローラ(IOP~I/O Processor)に行なわせるようにし、CPUの負荷軽減とスループットの向上を図っている。
□I2O SIG
http://www.i2osig.org/
□I2O Technology (Intel)
http://www.intel.com/procs/servers/i2otech/
□Intelligent I/O Processor Web site (Intel)
http://www.intel.com/design/iio/
■■DVDオーディオ規格まとまる。製品化は来年以降
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980911/dvd.htm
●PCM (Pulse Code Modulation)
ピーシーエム
CDなどに用いられている、アナログのオーディオ信号をデジタル信号に変換する方式のひとつ。
デジタル録音の代名詞にもなっている、もっともオーソドックスなデジタル化の方式で、アナログ信号を一定の間隔で測定し、測定値をそのままデジタル値に符号化する。一定間隔で測定する作業をサンプリングといい、その周期を周波数で表わしたものをサンプリング周波数と呼んでいる。サンプリング周波数は高域特性に影響し、サンプリング周波数の1/2の周波数まで再現できるといわれている(数学者のシャノン氏がこれを証明したので、シャノンの法則と呼んでいる)。
アナログの測定値をデジタル値にすることを量子化といい、その際に使用するビット数を量子化ビット数という。レベルをリニアなデジタル値にするPCMの場合には、量子化ビット数はそのままダイナミックレンジ(最小音と最大音の比)に換算できる。
32 | 44.1 | 48 | 88.2 | 96 | 176.4 | 192 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CD, MD | ○ | ||||||
DAT | ○ | ○ | ○ | ||||
BS/CSチューナ | ○ | ○ | |||||
DVD-Video | ○ | ○ | |||||
DVD-Audio | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
【量子化ビットとダイナミックレンジ】
ビット数 | Dレンジ |
---|---|
24ビット | 144dB |
20ビット | 120dB |
16ビット | 96dB |
8ビット | 48dB |
【参考】
□dB (デシベル)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980421/key27.htm#dB
[Text by 鈴木直美]