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■■Socket 8用Pentium II ODPがついに上陸!価格は約12万円(AKIBA PC Hotline!)
http://sphere.impress.co.jp/akibamap/hotline/981003/ppodp.html
●ODP(OverDrive Processor)
オーディーピー
インテルが出荷している、現行のCPUと差し替えて使用することのできるアップグレード用CPU。
386から486への移行期に、インテルは486の優位性を示す方策のひとつとして、次世代の技術を採りいれたアップグレードパスの用意をアナウンスし、CPUを押し込んで取り付けるLIF(Low Insertion Force)タイプのソケットから、レバーの操作で簡単にCPUが脱着できるZIF(Zero Insertion Force)タイプへの切り替えを各社に要請した。'92年には、Intel486と差し替えてIntelDX2相当にアップグレードする(CPUコアをバスクロックの2倍で動作させる)、最初のODPを出荷。以後、IntelDX4、Pentium、MMX Pentium、Pentium IIなどの新技術を採りいれた製品が順次リリースされている(Pentium ODPまでは既に製造終了)。
ODPに差し替えることによって、使用中のCPUは最大で次の様にアップグレードすることができる。
Pentium Pro | 200MHz → Pentium II 333MHz |
180MHz → Pentium II 300MHz | |
166MHz → Pentium II 333MHz | |
150MHz → Pentium II 300MHz | |
Pentium | 200MHz → MMX Pentium 200MHz |
166MHz → MMX Pentium 200MHz | |
150MHz → MMX Pentium 180MHz | |
133MHz → MMX Pentium 200MHz | |
120MHz → MMX Pentium 180MHz | |
100MHz → MMX Pentium 200MHz | |
90MHz → MMX Pentium 180MHz | |
75MHz → MMX Pentium 150MHz | |
66MHz → Pentium 133MHz | |
60MHz → Pentium 120MHz | |
IntelDX4 | 75MHz → <中止> |
IntelDX2 | 50MHz → Pentium 63MHz |
66MHz → Pentium 83MHz | |
Intel486 | 25MHz → Pentium 63MHz |
33MHz → Pentium 83MHz |
他の486は、コアクロックをバスの2倍(DX2 ODP)または3倍(DX4 ODP)にアップ
□ODP Home Page
http://www.intel.co.jp/jp/overdrive/index.htm
http://www.intel.com/overdrive/index.htm
【参考】
□Socket 7
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980202/key16.htm#Socket7
■■アルプス、普通紙に2,400dpi相当の印刷ができるプリンタ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981006/alps.htm
●マイクロドライ方式 (Micro Dry)
アルプス電気が開発した、熱転写式のカラー印刷技術。
同社のMDシリーズに採用されているプリンタの核となる技術の総称で、印字ヘッドの「Micro DOS(Deposition On Silicon)ヘッド」、熱制御チップの「Micro EC(Energy Controller)チップ」、「Micro CEC(Continuous tone Energy Controller)チップ」、インクの「Micro Dryインク」「MF(Media Flexible)インク」などから構成される。
印刷の基本は、フルカラーモードと呼ばれている溶解型の熱転写方式で、顔料系の固形インクをコーティングした薄いプラスチックフィルムをヘッドで加熱し、紙の表面にインクを転写していく。溶解型熱転写方式では、階調表現をドットの疎密で行なうため、中間調の実質的な解像度が大幅に低下してしまうのだが(*1)、VD-Photoモード(VD~Variable Dot)と呼ばれるモードでは、ドット径そのものを16段階に変化させることができ、解像度の低下を最小限にとどめている。また、一部の機種ではフォトカラーモードと呼ばれる昇華型の印刷モードも用意されている。昇華型熱転写方式は、インクを気化して用紙に染み込ませる方式で、熱の加え方によってインクの量が調整できるため、階調表現をドット単位で行なうことができる。この場合には、中間調での解像度の低下はなく、Micro DOSヘッドが持つ600dpiでの印刷が可能となる。
(*1)単純な単色の明暗で考えると、8×8の64ドットを1ピクセルと見なすことによって、64レベルの中間調が表現できるようになるが、中間調の実質的な解像度は1/8に落ちてしまう。この様な、擬似階調を作り出した場合の実質的な解像度のことを線数といい、「線」、「LPI(Line Per Inch)」という単位で表す。この例では、プリンタの実解像度が600dpiなら線数は75lpiだが、各ドットが16レベルの階調を持つなら、4倍の線数が得られることになる。
・線数=実解像度÷中間調のレベルの平方根
各ドットが階調表現可能ならば、
・線数=実解像度÷{(中間調のレベル÷1ドットのレベル)の平方根}
【参考】
□熱転写方式
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971216/key11.htm#thermal
□昇華型熱転写式
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971105/key5.htm#thermal_prn
□インクジェット方式
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971216/key11.htm#inkjet
□サイカラー方式
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980903/key44.htm#Cycolor
□TA方式(Thermo-Autochrome)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980415/key26.htm#TA_method
■■エレクトロニクスショー '98速報レポート その2
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981007/ele_3.htm
●MPEG-2
エムペグツー
ISO/IECのワークグループ「Moving Picture ExpertsGroup」によって標準化された、4Mbps以上のビットレートで、現行のテレビ品質からスタジオ品質のHDTV(High Definition Television)までの動画再生をサポートする規格。'94年にISOの承認を得て、'95年に最初の国際標準規格(ISO/IEC13818)が発行されている。
当初は、5~10Mbpsで現行のテレビ品質を実現する技術としてスタートし、高解像度のHDTV向けにはMPEG-3を予定していたのだが、後にMPEG-2に統合され、現在の規格になっている。規格は、MPEG-1をベースとした「System」、「Video」、「Audio」の主要な3つのパートとその拡張規格、インターフェイスなどを規定した10パートがリリース。DVDや衛星、地上波のデジタルTV放送などに使われている。
主要3パートの概要は以下の通り。
■■ダイジェスト・ニュース
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/digest/
●CD-DA(Compact Disc-Digital Audio)
シーディーディーエー
一般的な音楽用のCD。CD-Audioとも。
CD-DAは、ソニーとフィリップスが共同で開発し、'81年にリリースした規格で、デジタル化されたオーディオデータを、盤面の凹凸として記録。レーザー光を使って光学的に読み取って再生する。オーディオ信号は、サンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット16bitのPCM(Pulse Code Modulation)で符号化されたステレオ信号で、演奏時間は12センチ盤で最大77分、8センチ盤で21分50秒。収録可能なトラック数は最大99トラック(1トラックは4秒以上)で、各トラックに最大99ポイントのインデックスが設定できる(全体で1,740ポイントまで)。
CD-DAには、音楽ソース以外にも様々なデータが扱える拡張規格が用意されており、「CD-G(CD Graphics)」や「CD-EG(CD Extended Graphics)」ではグラフィックスデータを(CD-Gは1枚、CD-EGは2枚)、「CD-MIDI」ではMIDIデータ、「CD TEXT」ではテキストデータ、「CD EXTRA」ではパソコンが扱うファイルをオーディオと一緒に収録することができる。
【参考】
□Red Book
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981007/key49.htm#Orangebook_part3
□PCM
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980917/key46.htm#PCM
□CD TEXT
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980930/key48.htm#CDTEXT
■■米Microsoft、Windows CE新バージョンを発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981009/ms.htm
●IMAP4(Internet Message Access Protocol Version 4)
アイマップフォー
インターネットメールで使われる、サーバーのメールボックスにアクセスするためのプロトコル。
現在使われているインターネットメールクライアントの多くは、メールを読み出す際にPOP(Post Office Protocol)というプロトコルを使用している。POPは、サーバーのスプールからメールを取り出して来るだけの単純なプロトコルであるため、メッセージの管理はすべてクライアント側にダウンロードし、ローカルで行なうことになる。これに対し、IMAPではサーバー側にフォルダを作成し、メッセージをサーバー上のフォルダに保存して管理する機能を提供する。ローカルで管理するのと違い、異なるクライアントを使うような場合でも、常に同じメールフォルダが利用できる。IMAPはこのほかにも、メッセージの検索機能やメッセージの部分的な取り出し/
更新、フォルダの共有などの機能も提供する。
□RFC2060 INTERNET MESSAGE ACCESS PROTOCOL - VERSION 4rev1
ftp://ds.internic.net/rfc/rfc2060.txt
[Text by 鈴木直美]