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■■ローランド、USB MIDIインターフェイスをiMacに対応
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990208/roland.htm
●シーケンサソフト(sequencer, sequence software, sequencer software)
主に演奏情報の記録、再生、編集を行なうソフトウェア。
シーケンス(sequence)は、まとまった一連の手順という意味で(音楽では特に同じパターンの反復進行の意)、シンセサイザーの自動演奏を行なうための装置を総称してシーケンサ、それをコンピュータのソフトウェアとして実現したものをシーケンサソフト(シーケンスソフト)と呼んでいる。
現在一般に使われているシーケンサは、MIDIの演奏情報を扱うタイプ(MIDIシーケンサ)がほとんどで、MIDI楽器の演奏情報をリアルタイムに記録(リアルタイムレコーディング)、あるいは、数値などを使って1音ずつ記録(ステップレコーディング)し、これをリアルタイムに出力して自動演奏させる。
なお、シーケンサソフトの多くは、五線譜と音符を使った入力や楽譜の出力機能も備えているが、細かな楽譜表記をサポートした楽譜作成用のソフトウェアは特に、ノーテーションソフト(notation software)あるいはスコアリングソフト(scoring software)と呼んでいる。
【参考】
□MIDI(Musical Instrument Digital Interface)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980224/key19.htm#MIDI
■■ソニー、メモリースティック対応のDVカメラ「DCR-TRV10」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990209/sony.htm
●メモリースティック(Memory Stick)
ソニーが'97年に開発し'98年に商品化した、フラッシュメモリを用いた小型のメモリカード規格。
形状は21.5×50×2.8mm(縦×横×厚さ)の薄い長方形で、裏面に10ピンの端子と誤消去防止用のスイッチを備える。カードバスは、シンプルなシリアルインターフェイスで、最大転送速度は20Mbps(実効最大値は書き込み1.5MB/秒、読み出し2.45MB/秒)。4、8、16MBの3タイプが商品化されており、同社のデジタルカメラやDVカメラに採用されているほか、今後は様々なデジタル家電への対応も予定されており、AV向けの高容量タイプには、著作権保護用のコピープロテクションやデータ圧縮機能も搭載される予定である。
コピープロテクションはメディアと録再機器に、著作権保護対応であることの認証と暗号化を行なうための専用チップを組み込み、ハードウェア的に実現するもので、著作権のあるデータが、認証された機器以外では利用できないように保護する。メディアや録再機器に組み込むこの機構は「Magic Gate(仮称)」と呼ばれ、同等の機能をPC上で実現するための、専用ハードウエアモジュールとソフトウエアから成る「OpenMG(仮称)」も用意される予定である。
データ圧縮は、MD(Mini Disc)用に開発された「ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding~アトラック)」を応用した「ATRAC3(仮称)」と呼ばれるもので、1/5足らずだった圧縮性能を約2倍に向上。一般に使われているMP3と同等のコンパクトなデータ(※1)を生成する。圧縮原理も、MP3と同様の最小可聴限界(※2)とマスキング効果(※3)を利用したもので、信号の分解に帯域分割とMDCT(Modified Discrete Cosine Transform~変形離散コサイン変換)を使用する点もMP3と共通しているが、ATRACの場合には、分解された信号からトーン成分を分離し、他の成分とは別に符号化しているのが特徴で、エネルギーが比較的少ない周波数成分に集中する場合には効果が高いとされている。
(※1) MP3では、32~320kbpsの間で14種類のビットレートを規定しているが、一般には128kbpsがよく使われている。
(※2) 静寂時の可聴限界は周波数に依存しており、私達の聴覚は、3kHz前後を頂点に高域と低域の感度が低く(聞こえにくく)なっている。
(※3) 大きな音が存在すると、その周辺の周波数の低レベルの音が聞こえにくくなる現象。
縦 | 横 | 厚さ(mm) | コネクタ(接点) | インターフェイス | |
---|---|---|---|---|---|
PC Card | 85.6 | 54 | 3.3/5.0/10.5 | Pin/Socket(68) | メモリ、I/O |
Small PC Card | 45 | 42.8 | 3.3/5.0/10.5 | Pin/Socket(68) | メモリ、I/O |
CompactFlash | 36 | 43 | 3.3/5.0 | Pin/Socket(50) | メモリ、I/O |
Miniature Card | 33 | 38 | 3.5 | Elastomeric(60) | メモリ |
MulitMedia Card | 32 | 24 | 1.4 | Surface(7) | メモリ、I/O |
SmartMedia Card | 45 | 37 | 0.76 | Surface(22) | メモリ |
Memory Stick | 50 | 21.5 | 2.8 | Surface(10) | メモリ |
□MEMORY STICK(ソニー)
http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/MS/index.html
【参考】
□MP3 (MPEG 1 Audio Layer 3)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980924/key47.htm#mp3
□フラッシュメモリ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990128/key62.htm#Flash_Memory
□MultiMediaCard(MMC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990128/key62.htm#MMC
□フラッシュATAメモリカード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971028/key4.htm#flashATAcard
□CompactFlash
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971105/key5.htm#cf_card
□SmartMedia
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971209/key10.htm#smartmedia
□Miniature Card
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980701/key36.htm#Miniature Card
■■RedHat Linux日本語版プリインストールモデル発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990210/vertex.htm
●UltraWide SCSI
ウルトラワイドスカジー
SCSI(Small Computer System Interface)の拡張規格のひとつ。16bitのバスを用い、最大40MB/秒の転送能力を持つ。
SCSIには、拡張機能であるバス幅と最大転送速度(同期転送時のタイミングクロック)を表すいくつかの通称が付けられている。
「Ultra」はタイミングクロックを表している。オーソドックスなSCSI(200ns[5MHz]で最大転送速度は5MB/秒)をベースに、タイミングクロックが半分のタイプ(Fast-10)を「Fast」。その半分のタイプ(Fast-20)を「Ultra」。さらに半分のタイプ(Fast-40)を「Ultra2」という。また、Ultra2のタイミングでクロックの両エッジを使ったデータ転送を行なうタイプ(Fast-80)を「Ultra3」と命名している(最大転送速度は順に10、20、40、80MB/秒)。
「Wide」は、オーソドックスなSCSIバスが8bit幅であるのに対し、16bitバスに拡張したタイプを指す名前で、8bitバスが50ピンのケーブルを使用するのに対し、68ピンのケーブルを使用する。バス幅が2倍になることによって、転送速度が2倍になることはもちろんだが、SCSIはデバイスのセレクトにデータラインを使用する仕組みになっているため(いわゆるSCSI IDとデータ線が1対1で対応している)、接続可能なデバイスも2倍の16台に拡張される。ただし、一般に使われているシングルエンドタイプのUltraWide SCSIでは、ケーブル特性の関係からFast-20使用時の接続台数が制限され、実際には1.5m以内で8台、もしくは、3m以内で4台までとなる(ディファレンシャルやLVDの場合にはフル接続可能)。
【参考】
□シングルエンディッド、ディファレンシャル、LVD
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990128/key62.htm#Single_Ended
□Ultra2 SCSI
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980407/key25.htm#ultra2scsi
□Ultra160/m SCSI
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981105/key53.htm#Ultra160
●VSYNCH信号(Vertical Synchronizing Signal)
ブイシンクしんごう、垂直同期信号
ディスプレイに送られるタイミング信号のひとつで、下端の走査線の終わりを示す信号。
ディスプレイに送られる信号には、映像そのものを構成するRGB3色の信号と、走査のタイミングを知らせる2つの信号がある。垂直同期信号は、1画面分の走査を終えて次の走査に移るタイミングを知らせるための信号で、その周波数を垂直同期周波数あるいは、画面を書き換える回数という意味でリフレッシュレートと呼んでいる。
一方、水平方向のタイミングを知らせる信号は、水平同期信号(HSYNCH~Horizontal Synchronizing Signal)、その周波数は水平同期周波数といい、走査完了から次の走査開始までのインターバル時間をそれぞれ、垂直帰線消去期間(VBI~Vertical Blanking Interval)、水平帰線消去期間(HBI~Horizontal Blanking Interval)という。ちなみにTV放送では、この垂直帰線消去期間を使用して、文字放送やデータ放送を行なっている。
【参考】
□リフレッシュレート(refresh rate)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980624/key35.htm#RefreshRate
□垂直帰線消去期間
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980331/key24.htm#VBI
●レジスタ(register)
CPUなどの半導体デバイスが、チップ内部に備えている高速なメモリ。
通常は数バイト程度の少量のメモリで、各種処理を行なうにあたってのデータのロードや結果の保存、内部動作に関連する様々な情報の保持などに使われている。
[Text by 鈴木直美]